美容や健康に関することが大好きな30代シングルマザー。シングルマザー歴は6年。目標であるマイホーム購入・シングルマザー支援のための企業設立へ向け、フルタイムの仕事と副業を両立させることに励んでいる。たくましいだけではなく自立したシングルマザーになるために日々奮闘中!
自分ひとりの引越しでも大変だというのに、子供がいると何倍もの労力と費用が必要になります。ましてやシングルマザーとなると、さまざまな不安や心配から、引っ越すまでの決心がなかなかできないという方もいるのではないでしょうか。
段取りよく引越しをするためには、計画が大切です。計画的に行うことで、費用の不安も解消され、時間にも余裕をもって行動することができるでしょう。
この記事では、子供の小学校進学を期に引越しをした私の経験を基に、引越しに要する費用・必要な期間についてまとめました。現在、引越しを検討しているシングルマザーの方は、ぜひ参考にしてみてください。
費用について心配するシングルマザーの方は多いでしょう。シングルマザーにとって、まとまったお金を準備することはそう簡単なことではありません。そのため、中には「引越し費用がネックで引越しできずにいる」という方もいるかと思います。
融資を受けて、引っ越すのも一つの手ですが、返済するのも大変ですよね。できれば、ご自身で準備することをおすすめします。
私の経験をもとに、引越しに要したおよその金額について紹介していきたいと思います。
以前住んでいた家から車で30分程度離れた場所に引っ越すことになった私たち家族。当初は、転居先が近いこともあり、「30~40万円程度準備していたら大丈夫かな」と思っていました。
しかし、実際には予算以上に費用が発生。思っていたよりも、10万円程度オーバーし、50万円は必要になったのです。
その内訳について参考までに紹介します。
【敷金】100,000円
【礼金】50,000円
【転居先住居の家賃】75,000円(当月分日割り+翌月分)
【転居前住居の家賃】35,000円(当月分日割り)
合計 260,000円
私は、家賃50,000円の賃貸を借りました。てっきり、翌月分の家賃は翌月支払うものだとばかり思っていたため、入居と同時に支払わなくてはいけなかったことは大誤算となりました。
また、転居前の住居の家賃もその月に発生したため、日割りといえどもひと月に2軒分の家賃を支払ったことになります。
不動産会社によって取扱いは異なりますが、私のように1度に家賃2ヶ月分を支払うケースもあるためそのことを念頭に置き、引越しに要する費用の計算を行うことをおすすめします。
不動産情報を見ていると「敷金」というワードを見かけるかと思います。物件は良くても、敷金が高く、躊躇される方もいるのではないでしょうか。敷金が何に使われるのか、しっかり把握しておきましょう。
敷金は、住宅の修繕等に充てるために前もって家のオーナーに支払う費用のことを指します。退去時に、修繕が必要になる箇所がない場合は返金される場合もありますが、返金されるケースは少ないようです。
ちなみに、私は引越しする前に公営住宅に住んでいましたが、居住年数に関係なく、退去時には畳の表替え、ふすまの張替が必須という決まりがあり、敷金は一切返ってきませんでした。公営住宅の敷金は一律ではなく、収入によって決定されますが、公営住宅を借りているシングルマザーの方は、その点も留意して引越しを検討したほうがいいかもしれません。
礼金とは、入居時に賃貸物件のオーナーに支払うお金です。礼金の場合、必ずしも発生する費用ではなく、物件によっては礼金0円の場合もあります。少しでも初期費用を抑えたい方は、礼金0円の自宅を探してみてはいかがでしょうか。
ちなみに、礼金が発生しない理由は「賃貸物件が空くよりは随時入居者がいたほうがいい」と賃貸物件のオーナーが考えているなどさまざまです。
欠陥住宅など、デメリットな理由ばかりではないですが、気になる場合は不動産会社に尋ねてみてもいいかもしれません。
引越し業者の相場は、移動距離と時期によって異なります。引越し費用を抑えたい方は、なるべく春の引越しは控えたほうがいいでしょう。
繫忙期を除く引越し費用の相場についてまとめました。
これはあくまでも目安です。もっと安く済む業者もあるため、日頃からリサーチすることをおすすめします。
私は個人で経営している運送業者に依頼したのですが、2トントラック1台・25km程度の移動で25,000円とリーズナブルなお値段で引越しできました。最寄りに運送業者がある方は、問い合わせてみてはいかがでしょうか。
引越しする際には、その他にも予想外の出費が発生しました。
ゴミ廃棄料 5,000円
電化製品取り外し・取り付け費 100,000円
転居前の住宅の修繕 60,000円
「荷物さえ減らせば引越しは楽になるだろう」と考え、長年使っていないものを廃棄することにしました。ところが、大型家具は粗大ごみとして扱われ、通常よりも高い料金を支払わないと捨てられませんでした。ゴミを捨てるだけに、5,000円も費用が発生してしまうとは想像していなかったです。
また、家電製品の取り外しや新居への取り付け費用も誤算となりました。電化製品の量にもよるため、家電が多い方は、事前に電気屋に見積りを依頼することをおすすめします。
その他にも、転居前の住居の修繕にも費用が発生したことは私にとって誤算になりました。特に傷があったわけではないのですが、私が借りていた家は畳を張り替えて退去するという決まりになっていたようです。退去する場合は、どこまで状態を修復する必要があるのかについても確認したほうがよさそうです。
引越しする際には、子供の保育園や学校の手続き、必要なご家庭は学童クラブの手続きなど、子供に関する事務手続きもしなくてはいけません。
それに加え、必要に応じて、
・公共ガスの契約
・電気の契約
・水道の契約
・インターネットの契約
・ケーブルテレビの契約
・通帳の住所変更
・免許証の住所変更
など、さまざまな手続きが必要になります。
子供の進学に合わせて引越しする際には、2ヶ月前から準備しておき、引越しの段取りを考えておくことをおすすめします。
仕事と育児を両立しているシングルマザーにとって、自由に動ける時間は限られています。「土日に済ませよう」と思っていても、業者との都合が合わなかったり、そんな時にかぎって子供が体調を崩したりと、順調にいくとは限りません。
私は、子供の進学1ヶ月前に「学校に近いエリアへ引越しをしよう」と決め、それから賃貸物件を探しはじめました。引越しがこんなにも大変だと思っていなかったこともあり、「1ヶ月もあれば、子供が進学するまでに、事務手続きも全て完了するでしょう」と、のんびりと構えていたのですが、段取りの悪さから上記の手続きを済ませるために3日ほど仕事を休むことになりました。
私の経験から、有給休暇が取りにくい方の場合は、特に、段取りを事前に考えておいたほうがいいと思います。
また、土壇場で引越しを決めてしまうと、「引越し業者が限られてくる」「納得のいく物件が見つからない」など、想定外の出来事に見舞われる可能性もあります。納得のいく形で、スムーズに引っ越すためにも早めのうちに引越しの計画を立てておきましょう。
シングルマザーは、何もかも1人で段取りをしなくてはいけません。準備不足で引越しした結果、仕事にも支障をきたすことにもなりかねないため、少しでも時間にゆとりを持って行動したほうがいいでしょう。
また、不安材料の一つにもなる費用については、概算である程度見積もっておくことが大切です。その時期に合わせて、計画的に資金を貯金するためにも、いつ頃までに引越したいのか具体的に決めておくことをおすすめします。