専業主婦から自立へ!余裕のある生活を目指して奮闘中。
シングルマザーは子供を育て、養っていかなければなりません。元々正社員であるママでも、出産育児で専業主婦歴が長いママでも、自分の力だけで子供たちを養っていけるのか不安な気持ちは共通しているでしょう。
私も出産後は専業主婦をしていたので、シングルマザーになるにあたって経済的自立がネックでした。産前にしていた仕事は資格職でもなく、事務職だったので、再就職するときにスキルになるようなものはありませんでした。
そんな私でしたが、今では時短勤務の正社員の仕事についています。
私は離婚前に専業主婦から時短正社員として就職しました。まず、就職活動ではパートではなく正社員の仕事を探しました。
シングルマザーの正社員とパートの比率は半分ずつと言われています。パートであれば働き口が多く時間に融通がききますが、その分収入は少ないですのでそれをカバーする必要が出てきます。正社員であれば長時間拘束されますが賞与や待遇が充実しています。
このため、最終的には正社員の収入を目指すのが将来設計を安定感のあるものにできるのではないかと考え、私はパートを選ばず正社員を目指しました。
年齢が30代後半に差し掛かり、年齢的に正社員になるチャンスが少なくなっていくと思ったことも理由の一つです。正社員の求人のなかには時短正社員のものもあり、派遣会社の方からもこのご時世で時短を希望する企業は多いと話していました。
私は就職活動の前にエージェントや派遣会社に登録して、履歴書や職務経歴書、プレ面接を受けました。これが大正解で、社会復帰への緊張感をほぐせましたし、プロの第三者に見てもらえるので自信につながりました。
また、求人情報はあらゆる媒体を集約しているサイトで見ていました。こうすることで、求人情報の取りこぼしがなくなります。ハローワーク経由だと雇用主側にも助成金が入りメリットがあるため、複数の媒体で求人があがっているときはハローワークで申し込みをするのも一つだと考えています。
求人情報や面接では、残業の量や自分と同じ子育て世代の方が勤務しているかを確認すると働きやすさが見えてくるでしょう。
離婚を見越して専業主婦から働き口を探す場合、①扶養と②働くタイミングに注意しましょう。
離婚までは子供を夫の扶養にいれておく方が良いでしょう。基本的に、収入の多い方の親の扶養に入ることになりますが、もし妻の扶養に入れてしまった場合、夫の家族手当などが出なくなってしまい、養育費を算定するときに不利になるケースがあります。
児童扶養手当は前年度の収入で算定されるため、離婚の前年に収入がない場合は、離婚後1年間は児童扶養手当が満額支給されることになります。
したがって、働くタイミングによっては年間50万円弱ほど受け取ることも可能です。
資格の勉強をすることで就職の間口が広がります。転職を考えている方やこれから仕事を始める方は資格取得を目指すのも良いでしょう。資格のなかには仕事につながらないもの、相当な勉強時間を要するため子育てや仕事と両立することが難しいものもあります。シングルマザーには子育てや仕事の合間に勉強ができ、景気に左右されにくい仕事がオススメです。
このようなポイントをクリアできて、未経験からでも正社員を目指しやすい資格を5つご紹介します。
保育士の勤務先は保育園のことが多いですが、学童、放課後デイサービスのほかにも、歯科医院で受付をしながらニーズに応じて託児をしている方もいます。
勉強する教科は多いですが各科目6割以上の点数で合格なこと、合格した科目は3年持ち越せること、育児の経験が役に立つことから比較的チャレンジしやすい資格です。私も今チャレンジをしていて、育児・家事・仕事の合間に勉強をしています。
介護関連の資格はいくつかありますが、介護職員初任者研修が導入となる資格となります。介護職員初任者研修以外の介護職の資格は実務経験などを要するものばかりですので、まずはこちらの資格を目指しましょう。
講習のみで資格試験はなく、短期のコースであれば1か月ほどで取得することもできます。資格がなくても資格取得を補助してくれる会社もあるようですが、事前にどのような仕事であるのかを見極めるにあたって勉強しておくのも良いでしょう。
ハローワークの職業訓練で託児が使える教室もあります。
ドラックストアなどで働く際に求められる資格です。パートから正社員を目指しやすいという特徴もあります。
ただし、ドラックストアなどは土日に出勤となる場合もあります。保育園や学童は日曜日がお休みのことも多いため、事前に子供の預け先の確保が必要です。
勉強の範囲が広く、難易度が高いため、通信講座より通学をオススメします。
不動産業界で働く際に資格手当が支給されるなど、収入のベースアップにつながる資格です。不動産業界は水曜日が休みで土日のいずれかが出勤となる場合があり、こちらも子供の預け先の確保が必要になる場合があります。
自宅で受験が可能なため、取り掛かりやすい資格といえるでしょう。クリニックなどのパートの求人も多いです。資格よりも経験を重視されることが多いため、経験を積むことで転職もしやすい仕事とも考えられます。
子供を養うために安定した仕事に就きたいと考えるシングルマザーは多いでしょう。まずは就職に関して相談できる窓口を見つけることがオススメです。一人であれこれ考えるよりも、客観的なアドバイスをもらうことでより効果的な就職活動を期待することができます。
また、資格を取得して資格職として就職すれば、安定したキャリアを長期的に築いていくことも可能でしょう。 将来を見通せる仕事につくことができれば、シングルマザーの大きな糧になります。そのためにも一歩を踏み出してみましょう。