離婚歴3年のやんちゃで優しい?息子2人の母です。「全力疾走!時々おさぼり」が座右の銘。
離婚後、国家資格を取得し本業とWebライターで生計を立てています。
「離婚は結婚よりも労力を費やす」といわれるように、離婚が成立するまでたくさん話し合わなければいけません。また予想以上に、時間がかかることもあるでしょう。
そして何より精神的に大きな負担となります。
そんなつらい状況ですが、離婚をする際には冷静に条件を決めなければいけません。
私は離婚調停で離婚が成立したのですが、自分でもかなり冷静に、そして将来のこともよく考えた上で離婚の条件を決めたつもりでした。
そんな私がなにより一番こだわったのは養育費です。
自分のなかではつい最近まで「弁護士さんもつけずによく頑張った」と思っていたのですが、いまは「失敗した!」と思っています。
なにが失敗だったのかお伝えします。
養育費は子供の権利です。
しかし離婚する際は、「子供の権利」であることを理解していないまま話し合われてしまうことがあります。
どんなに子供が可愛くても養育費を支払う側の多くは、「少しでも金額を低くしたい」と思うのが現実です。
もちろん子供が経済的な面で困ることがないように、養育費をしっかりと払ってくれる男性もいます。
ただ残念なことではありますが、養育費を支払う側からすれば「別れる相手にお金を払いたくない」という心理が働くことも事実です。
まさに私の元夫はこのタイプでした。
私が提示した養育費の条件は、養育費算定表から算出した最高額。
元夫が提示した養育費の条件は、算定表の最低額をさらに1万円下回る額でした。
養育費は養育費算定表をもとに計算されることが多いのですが、こうした算定表があることを知らない方もいるので離婚を考えている方は、一度調べてみることをおすすめします。
養育費は子供の権利ですが、子供自身が父親と養育費について話し合うことはできません。
私は養育費の話し合いのときに「子供の代理として話し合っているんだ」という気持ちを強く持たなければいけないと、自分を奮い立たせたことをいまでも思い出します。
私には2人の息子がいます。離婚したときは2人とも中学生でした。
養育費の取り決めというと金額だけに注目が集まりますが、大切なことは金額だけではありません。
先ほども少しご紹介しましたが私は養育費の相場が分からなかったのでネットでいろいろ調べていたときに、養育費算定表を知りました。
元夫の収入と私の収入、子供の年齢から算出された養育費は2人合わせて6~8万円でした。
もちろん私は8万円を希望しましたが、元夫は5万円といい張ったのです。
こうなることはこれまでの結婚生活から薄々わかっていたので、私が少し妥協するという姿勢を見せることで早期の離婚成立を狙いました。結果、息子たちの養育費は2人合わせて7万に決まったのです。
自分の中で絶対に譲れない金額を確保できたことに少しほっとしました。
これまで話した養育費の算定表は、令和元年12月に新しくなっています。
これまでよりも金額が約1.5倍に増額していますよ。
金額が決まって安心している場合ではありません。
次に子供が何歳になるまで養育費を払ってもらうのかを決めなければいけません。
裁判所のホームページを確認しても、養育費を何歳まで払わなければいけないというルールはありません。
支払い期間は双方の話し合いで決めるのですが、主に3つのパターンがあります。
・18歳を迎えた最初の3月まで(高校卒業まで)
・20歳まで
・22歳を迎えた最初の3月まで(大学卒業まで)
息子たちの場合は、基本的には20歳までです。しかし専門学校や短期大学・大学などに進学した場合は、その教育期間を卒業するまでと決めました。
私の言い分がほぼ通ったため、養育費に関する取り決めはうまくいったと思っていました。
つい数カ月前までは・・・。
離婚してから3年が経ったいま、養育費の取り決めで失敗したと思うことがありました!
それは「進学した際に高額なお金が必要になること」を考えていなかったことです。
職場関係の行政書士の方と話をしていたときに、たまたま養育費の話題になりました。
ちょうど次男が高校に進学したという話になったところで行政書士の方に「入学などの節目のときは、いくらもらうことになってますか?」といわれたのです。
私は目が点になってしまいました!
「あ、そういう話までしなければいけなかったのか!」
入学・進学などの節目にはまとまったお金が必要になりますが、そのお金を養育費として請求するという発想があのときの私にはありませんでした。
離婚の話し合いをしているときは、冷静になれなかったり、精神的にも身体的に疲れていることが多いですよね。
これから離婚に向けて話し合いをするプレ・シングルマザーの方は、少し憂うつな気分になることもあるでしょう。
しかし、離婚が成立してから養育費の条件を変更するにはさまざま手続きが必要となります。
だからこそ、離婚をするときにしっかりと条件を考えておくことがとても大切です。
何度もいいますが、養育費は子供の権利です。
子供が大きくなってから、やりたいことに向かって頑張ろうとするときに「お金がないからあきらめてほしい」なんていいたくありません。
そうならないためにも、養育費の取り決めはしっかり内容を確認して決めてくださいね。
我が家の長男は高校3年生になりました。これから迎える大学進学には多額のお金が必要です!
わたしのように離婚後「失敗した!」と思うことがないように、少しでも私の失敗談がみなさんの参考になったら幸いです。
今から離婚という大きな「戦い」に挑むママ!
ママと子供にとって幸せな生活がスタートする第一歩です。
つらくなったら、必ず誰かに相談しましょう!1人で抱え込まないでくださいね。