0歳の娘を育てる新米シングルマザー。双極性障害で通院・入院経験あり(現在は寛解)。大学在学中に妊娠が発覚し、当時付き合っていた彼と結婚するつもりで準備を進めていたものの妊娠4ヶ月で突然の婚約破棄。はじめての子育てにあたふたしつつも、周りの優しさに支えられながら可愛い娘と幸せな日々を過ごしています。
シングルマザーになると決意した時、大きな悩みの種になるのはお金に関することでしょう。自分1人の収入だけで子供との生活を安定したものにできるのか、不安を感じる方が多いと思います。
また、子供が小さい場合、突然の体調不良や学校の行事など子供のために仕事の休みを取らなければいけないことも多いですよね。
今回はシングルマザーの方へ向けて、おすすめの働き方についてご紹介します。
一家の大黒柱として家庭を支えなければいけないシングルマザー。「正社員になってバリバリ稼がなくちゃ」と考える方が多いかもしれませんが、パートなど非正規雇用で働くことも視野にいれてみてはいかがでしょうか。非正規雇用は正規雇用に比べて収入が低いことなどからネガティブなイメージを持たれることが多いですが、本当に悪いことばかりなのでしょうか?
さっそく正規雇用と非正規雇用について詳しく見ていきましょう。
正規雇用とは、雇用期間の定めが無い労働形態を指します。一方、アルバイト・契約社員・派遣社員などそれ以外の労働形態を非正規雇用といいます。
シングルマザーがそれぞれの働き方をすることで得られるメリットとデメリットを紹介します。
シングルマザーが正規雇用で働くメリットとしてあげられることは大きく3つあります。
一定の収入が保証される
ボーナスの支給がある
福利厚生が充実している
やはり収入面や将来について考えると、年に1~2回のボーナスが支給されることや、厚生年金・雇用保険への加入は大きなメリットとなります。
正規雇用のデメリットとしてあげられることはこちらの3つです。
休日出勤や残業がある
責任が増える
ひとり親家庭への支援や手当を受けられない場合がある
子育て、家事、仕事を全て1人で担わなくてはならないシングルマザーにとって、休日出勤や残業などは大きな負担となります。また、職種によっては転勤や異動の可能性がありますし、所得が一定を超えることでひとり親家庭への支援が受けられない場合もあります。
次に、シングルマザーが非正規雇用で働く3つのメリットをご紹介します。
働く時間や職場を選べる
採用のハードルが低い
仕事の責任が軽い
ライフスタイルに合わせて柔軟に働くことができるのが非正規雇用の一番のメリットです。土日祝日に限らず自分の都合でシフトを決めることが可能なので、子供と多くの時間を過ごしたい方や、資格の勉強をしたい方などにもおすすめの働き方です。
非正規雇用のデメリットとしては2つあげられます。
正規雇用に比べると収入が低い
キャリアアップがしづらい
やはり、収入面では正規雇用に比べると低くなってしまいます。また、責任が軽い仕事や単純作業が多いため、キャリアアップがしづらいこともデメリットといえるでしょう。
それぞれの労働形態のメリットとデメリットを紹介しましたが、結局どちらがいいのか分からないという方もいるかもしれません。
私の場合は大学在学中にシングルマザーになることが決まったため貯金はほとんどありませんでした。
実家の母が快く迎えてくれたおかげで住まいの心配は無かったのですが、未婚で産むことを決めた当初は金銭面に関する不安がとても大きかったです。
そんな時にひとり親家庭への支援や手当があることを知りました。役所の子育て支援課に相談しながら自分でも調べていくうちに、お金に対する不安は徐々に減っていきました。
現在は在宅でWEBライターとして働きながら子育てに専念しています。子供が眠っている間に執筆活動ができるため、0歳の育児をしながらでもお金を稼ぐことができます。
こういった働き方ができるのも、ひとり親家庭への経済的な支援制度があるからです。
将来的には実家を出ようと考えているため在宅ライター以外の仕事を始めるかもしれませんが、娘が3歳になるまでは保育園に預けず親子2人の生活を楽しみながら今の働き方を続けたいと思っています。
児童扶養手当やひとり親家庭の医療費助成制度、高等職業訓練促進給付金など、ひとり親家庭向けの支援制度や手当は意外とたくさんあります。
これらは自治体ごとに所得制限があるため、前述したように正規雇用で一定程度の収入がある場合は受けられないことがあります。
やりがいのある仕事に就きキャリアアップをしたいシングルマザーの方にとって、安定した収入を得られる正規雇用は良い働き方かもしれません。しかし、精神的・身体的な負担も多く、メリットばかりではありません。
非正規雇用で働きながら子供との時間を大切に過ごし、高等職業訓練促進給付金などの支援制度を利用して資格のための勉強をすることも将来のキャリアアップに役立つかもしれません。
今回は仕事と子育ての両立に悩むシングルマザーのために、正規雇用と非正規雇用それぞれのメリットとデメリットを紹介しましたが、いかがでしたか?
「一家の大黒柱になるのだから高い年収を貰わなきゃ」「パートのお給料で子供と暮らしていけるわけがない」と思いつめることはありません。また、同じシングルマザーでも子供の年齢によって向いている働き方はそれぞれ変わってくると思います。
ひとり親家庭への支援や手当を最大限に活用し、あなたと子供に合った働き方を選んで、充実した日々を過ごしましょう。