離婚歴3年のやんちゃで優しい?息子2人の母です。「全力疾走!時々おさぼり」が座右の銘。
離婚後、国家資格を取得し本業とWebライターで生計を立てています。
昨年の2月から徐々に感染が拡大してきた新型コロナウイルス。日本国内でも大きな影響を与えていますが、とくに私たちシングルマザーとっては深刻な状況となっています。シングルマザーは「一馬力」で生計を立てているので、収入が減少してしまうといまの生活だけではなく子供の将来にも大きな影響を与えることとなります。
シングルマザーが直面している厳しい状況を鑑み、「ひとり親世帯臨時特別給付金」制度がスタートしました。この制度は2種類の給付があり、給付の種類や世帯の状況によって申請の有無が異なります。
私は新型コロナウイルスの影響を受け、収入が減ってしまったため2種類の給付を受け取りました。この制度の内容と申請方法をご紹介します!
子育てと仕事を一人で担う低所得のひとり親世帯は、子育てに対する負担の増加や収入の減少などにより、とくに大きな困難が生じていることを踏まえ支給されることとなりました。
この制度には「基本給付」と「追加給付」があります。
基本給付は、申請が必要な世帯と不要な世帯に分かれます。
多くの自治体では申請が不要な場合、令和2年7~8月に支給されています。
私が住んでいる自治体では8月末に児童扶養手当と同じ振込口座に支給されていました。
【1】令和2年6月分の児童扶養手当が支給された方
【2】公的年金(遺族年金、障害年金、老齢年金、労災年金、遺族補償など)を受給しており、令和2年6月分の児童扶養手当の支 給が受けられなかった方(公的年金受給のため、児童扶養手当未申請者も含む)
【3】新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、収入が減少し児童扶養手当を受給している方と同じ水準になったひとり親家庭の方
1世帯あたり5万円、第2子以降1人につき3万円が支給されます。
私の場合、子供が2人いるので合計8万円の支給がありました。
支給対象者【1】の方・・・手続き不要
支給対象者【2】、【3】の方・・・手続きが必要
令和2年6月に児童扶養手当を受給していない方は、手続きが必要となります。お住まいの区市町村で申請書類をもらい、提出してください。
申請の際は、世帯の状況によって申請書以外にも必要な書類があるため、区市町村に問い合わせして何が必要かを確認しておくとスムーズに申請ができますよ。
基本給付は生活保護世帯の方も対象となっています。
また支給された金額は収入認定されません。
基本給付以外にも追加給付を申請できる場合があります。
【1】令和2年6月分の児童扶養手当が支給された方
【2】公的年金(遺族年金、障害年金、老齢年金、労災年金、遺族補償など)を受給しており、令和2年6月分の児童扶養手当の支 給が受けられなかった方(公的年金受給のため、児童扶養手当未申請者も含む)
この【1】、【2】のどちらかに該当する方で、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて収入が減少した方が支給対象となります。
生活保護世帯の方は、追加給付は申請できません。
1世帯あたり5万円が支給されます。
追加給付を申請する場合は、手続きが必要です。
お住まいの区市町村に申請書を提出してください。
収入が減少したことを証明するための書類の提出を求める自治体もあるようですが、厚生労働省の給付要件には証明書の提出は義務付けられていません。
追加給付の要件に「新型コロナウイルス感染症の影響を受けて収入が減少した方」とありますが、この収入の減少金額に規定はありません。
収入が1,000円でも減少していたら給付される可能性があるということになります。
「追加給付を申請したいけれど、自分がその対象になるのかわからない」というシングルマザーの方も多いと思います。
実は私もそうでした。
新型コロナウイルスの影響で収入は減少しているのですが、どれくらい減少したら申請ができるのかが自治体から送られた来たお知らせに書かれていなかったため、申請してもよいのか迷っていました。
そこでわからないことや疑問に思うことは相談しよう!と思い、自治体の窓口に問い合わせてみました。
私が住んでいる自治体では、申請書1枚へ記入して郵送するだけで、収入が減少したことを証明する書類の提出は求められませんでした。
しかし基本給付が8月末に支給されたのですが、追加給付は約2週間遅れの9月中旬に支給されました。
ちょうど窓口に別件で用事があったため、追加給付が遅れた理由を聞いてみました。その理由は、証明書を提出していない代わりに、審査をする必要があったためとのことでした。
ひとり親の貧困問題は日本が抱える大きな社会的課題として認識されるようになり、少しずつ支援が拡大されているように思えます。
たまに「ひとり親っていろいろお金がもらえるんだよね」という声を聞くことがあります。
その声を「嫌なことを言われたな」と思うか、「そうだよ!大変だから支援を受けているの」と受け取るかは私たち自身の捉え方によりますよね。
支援を受けることは、悪いことではないと私は思います。
ひとり親だから誰でも支援を受けられるわけではなく、シングルマザーであっても社会的にも経済的にも自立している方は支援を受けることができないということもあります。
支援対象になるということは、支援が必要であると認められているのです。
もちろん、支援を受けずに頑張っているシングルマザーの方は素晴らしいと思います!私もいつかそうなりたいと思うのですが、支援を受けることに負い目を感じたことはありません。
みなさん!この大変なコロナ禍を子供とママの笑顔のためにも、支援を上手に活用して共にに乗り切りましょう!