美容や健康に関することが大好きな20代シングルマザー。シングルマザー歴は5年。目標であるマイホーム購入・シングルマザー支援のための企業設立へ向け、フルタイムの仕事と副業を両立させることに励んでいる。たくましいだけではなく自立したシングルマザーになるために日々奮闘中!
多くの方が離婚を決意したときは「結婚している時より経済的に苦しくなる」と覚悟はしていたことでしょう。
しかし、現実は想像以上に厳しく、借金を重ねるシングルマザーは少なくはありません。
ちなみに、私もそのうちの1人です。離婚してからたった2年間で200万円の借金をしてしまいました。今回は、私の実体験を踏まえ、借金を完済するための方法、そして、借金せずに生活するために大切なことについて紹介していきます。
シングルマザーをしながら借金を完済することはとても大変です。しかし、任意債務、自己破産などは将来のためにも、できるだけ避けたほうがいいでしょう。
自力で借金を返済した実体験をもとに借金を完済するための方法について紹介します。
借金を減らすためには、やはり収入を増やすことが1番手っ取り早いです。
シングルマザーが収入を増やすためにはどのような方法があるのかについて紹介します。
「子供がいるから働く時間に限りがある…」と思うシングルマザーの方も多いでしょう。
私は正社員として働いているのですが、子供が幼いこともあり、保育園に預けられる時間帯以外に働くことは無理でした。
そこで、注目したのがクラウドソーシングです。
私は正社員で働いていましたが、月8万円もの借金を返済していく余裕はまったくありませんでした。藁にもすがる思いで、自宅でできる副業をアプリで探すことにしました。
当初は「借金返済分程度は副業で稼ぐことができれば」と思いスタートさせ、結果的に年間100万円の借金を返済することができました。
もちろん所得税は多く徴収されることになり、児童扶養手当も支給を受けることができなくなりましたが、それでも生活は以前に比べ豊かになっています。
収入を増やしたいと思っているシングルマザーの方は、副業を検討してみてはいかがでしょうか。
様々な事情で非正規雇用をあえて選択しているシングルマザーもいるでしょう。
2020年4月から「改正パートタイム・有期雇用労働法」が施行されましたが、それでも非正規雇用となると収入を増やすのは難しいですよね。
できることならば非正規雇用から正規雇用への転職を検討してみましょう。正社員のように安定した収入を得ることができれば、計画的に借金を返済することができます。
ボーナスのような臨時収入があればなおのこと借金を返済するペースを上げることができますよね。
現在の日本では、従業員が育児と仕事を両立できるようサポートしてくれる企業が増えており、シングルマザーであっても働きやすい環境が整備されつつあります。資格を取得し、転職するというのもいいですね。
苦しい生活から抜け出すためにも、正社員への転職を目指してみましょう。
自分の意識を変えないことには、借金してしまう習慣は直すことができません。
借金してしまう前に考えるべきことについてまとめてみました。ぜひ今後の参考にしてみてください。
両親揃っている家庭と同じような基準で生活をしようとしていませんか?
連休になったら旅行に行き、子供にはたくさんの習い事をさせる…。他の家庭と同じような生活をさせたくても、経済的な問題から厳しいことも多々あるでしょう。
お金を使おうとする時は、見栄を張っていないか自分に問いかけてみることをおすすめします。見栄を張ることを辞めるだけで、浪費することもなくなりますし、借金を重ねることも防ぐことができます。
「ほしい!」と思ったら、ついつい買ってしまっていませんか?買い物はストレス解消にもなりますし、一時的なものであっても心が満たされる気分になりますよね。
しかし、その行動が浪費癖を招き、借金の原因となってしまっている可能性が高いです。これからは冷静に「本当に今必要とするのものなのか」と考え、買い物するようにしましょう。
また、「子供にはかわいい服を着せたい」「子供のためにお金を遣うならいいよね」などのように「子供のため」と思い込んでついつい買ってしまうという方も注意が必要です。
子供は物を買い与えなくても、あなたと一緒に楽しく生活していくだけで幸せだと感じてくれています。これがもし借金で幸せな日々が崩壊することになってしまったら、後悔してもしきれないですよね。
「ついつい買ってしまう」という方は、借金を重ねないためにも慎重に買い物をしましょう。
私はシングルマザー生活が始まり、200万円の貯金が無くなっても焦ることはありませんでした。それだけではなく、「借金しても働いて返せばいいや」とのんきに考え、借金への抵抗もなかったのです。
そこからあっという間に2年間で200万円の借金をすることになったのですが、本当に本当に返済は大変で、自己破産を考えるほど追い込まれたことを今でも覚えています。
今、借金返済に追われ苦しんでいる方は、意識改革からはじめてみましょう。
「いつか返そう」ではなく「借りないように生活しよう」と考え方を変えることで、借金を減らすことができます。また、日常生活が崩壊してしまう可能性があるということを念頭に入れておくことも大切です。
「借金が理由で大切な子供と生活ができなくなったら…」「借金が理由で子供にご飯すら食べさせられなくなるかもしれない…」と本気で考えてみたらきっと借金を重ねることへの抵抗が生まれるはずです。
今は貯金なし借金ありのシングルマザーであっても、行動を変えることで現状から脱けだすことはできます。現状を打破するためにどのようなことが大切なのか紹介します。
「シングルマザーは貯金ができない」と思っていませんか?借金がある方は借金返済に追われ、貯金に手が回らないという方も多いでしょう。
しかし、貯金がないといざという時にまた借金をしてしまうはめになりますので、少額でも貯金をする癖をつけるようにしましょう。
毎月1万円でも年間にすると12万円、10年で120万円になります。国から支給される児童手当は手を付けることなく、そのまま子供の貯金にするという方法もおすすめです。
少額でも貯金ができるようになれば、経済的不安も解消されますし、自信もつきます。
他の家庭を見ていると幸せそうでうらやましいときもありますよね。「私はお金がないし、時間にも追われて頑張って育児しているのに、どうして幸せになれないのだろう…」と落ち込む日もありますが、マイナスな発想はできるだけしないようにしましょう。
他人の幸せと自分の幸せを比較してしまうと、様々なことがストレスになり、現実逃避のためにとお金を遣ってしまいます。
様々な誘惑にも負けてしまい、「もっと服が欲しい!」「何か楽しいことがしたい!」「旅行に行きたい!」など欲求が強くなるのも現実逃避のためですよね。
私の場合、誰にも悩みを相談できない性格であるため、占いにはまってしまいました。占いだけに100万円浪費してしまったのは、他人の幸せと自分の幸せを比較し、「もっと幸せになりたい」と願ってしまったからです。
離婚してやっと手に入れた子供との穏便な生活をありがたく思えば、今の幸せにも満足することができます。どうしても借金する癖が直らないという方は、他人の幸せと自分の幸せを比較することをやめてみましょう。
シングルマザーの中には、「手持ちがないからとりあえず生活のために借金をしたい」という方もいるでしょう。
どうしても借金が必要になったときは、「母子寡婦福祉資金」がおすすめです。生活するための資金、進学するための資金など融資する目的が分かれており、様々な用途に応じた融資を行っています。
「母子寡婦福祉資金」は、国が母子家庭を支援するために設立された制度で、無利子もしくは低金利で借りることができます。借金は利子がネックとなりますので、無利子・低金利というのはありがたいですね。
申し込む際は、各市町村の福祉課に問い合わせが必要です。
ただし、すぐに融資されるわけではなく、審査に1ヶ月程度時間を要します。
「カードローンを借りている方は通りにくい」「20歳未満の子供を育てているシングルマザーしか借りられない」などの条件はありますが、安心して借りることができます。
今では金融機関でも簡単にお金が借りられるようになりましたが、返済はとても大変です。やむを得ない場合は、母子寡婦福祉資金で借りるなどの対応をおすすめします。また、借金を返済しながらでの生活も無理ではありませんので、自己破産や任意整理という選択をするのではなく、「転職を考える」「少額でも貯金をする癖をつける」など、些細なことからはじめてみましょう。