未婚で2人の子を出産し、現在はフリーライターとして働きながら、4歳と2歳の子を育てる。心にゆとりをもって、子供と向き合いたいと思いながらも、理想とはほど遠い現実。それでも、子供たちの笑顔を一つでも多く見るための努力をする日々!
シングルマザーは、たとえ協力者がいたとしても、基本的には全てを1人でこなさないといけないので、必然的に仕事を休んだり、遅刻、早退など仕事に穴を開けることが多くなってしまいます。他にも、保育園や学校などとの兼ね合いで、勤務時間に制約が出てしまいます。そのため、融通の利く仕事や理解のある職場を選ぶ必要があります。もしくはシングルマザーでも歓迎してくれる職場です。医療関係や福祉関係は資格が必要になりますが、これからの時代において必要とされる業界・業種です。
どちらの業界も人手不足で人材を求めていますし、安定した職種なのでシングルマザーには強い味方です。他にも、保険の外交員やコールセンターなどの職があります。この2つには、融通が利くという魅力があります。保険外交員は基本的にスケジュールを自分で調整するため、無理なく仕事をすることができます。コールセンターは、一日何万件という問い合わせに対応するため、働いている人の母数が多いです。そのため、急な休み・早退などにも対応してもらえる可能性が高いです。
このようにシングルマザーでも働きやすい職種は多くあります。自らの状況と照らし合わせて、ピッタリな職を見つけましょう。
職種別にシングルマザーにはどんな仕事が向いているのか見てみましょう。
看護師は、シングルマザーになる時に資格をとる人が多い職種です。資格をとるのに学校に通わなければいけませんが、その後はしっかりとした収入を得ることができ、社会的にも安定した職と言えます。
最初に学校に通うための学費は、国から支援金を受け取ることが可能です。他にも奨学金を受けられる可能性もあります。看護師資格をとることに、支援してくれる団体は多くあるので、調べてみるといいでしょう。
子供が小さいときは、外来や小さなクリニックに勤める人が多いです。子供の手がだんだん離れてくると、病棟勤務をしたり、夜勤などをいれてシフトで勤務する人が増えます。シングルマザーだけでなくママで働いている人も多いので、子供の急な熱などにも理解を示してもらいやすいです。
また、収入を安定して手に入れることができますし、夜勤などをすることによって、更に収入を増やすことができます。
私の母親もシングルマザーでしたが、看護師として働いていました。私たち子供の手が離れるにつれて、夜勤なども増えていきました。また、看護師は社会的地位も確立されていますから、子供の教育資金や国の教育ローンなどの申請をしたとき審査に通りやすいです。それを利用して母も私たち子供3人を大学まで出してくれました。看護師はシングルマザーが大きな収入を得るのに向いている職業といえそうです。
歯科衛生士も学校に通う必要はありますが、看護師同様、資格取得を支援してもらうことができます。今や歯科は街のいたるところにあり、美容院よりも多いといわれています。
治療をするのはもちろん歯科医師ですが、そのサポートや歯石除去などは歯科衛生士の仕事です。看護師と違い、歯科衛生士は外来、主にクリニックでの仕事がメインになるので、夜勤などはなく不規則な勤務になることはありません。それでも、シングルマザーとしては、しっかりとした収入を得ることができます。
また、歯科衛生士には女性が多く、子育て中の人も多いため、子供の発熱などにも比較的、理解を示してもらいやすいです。
介護福祉士も資格が必要なため、勉強する必要があります。しかし、介護福祉士資格も取得の際には支援をうけることができます。介護業界はこれからさらに需要が高まる一方、人手不足が続いているためシングルマザーも働き手として必要としてもらえます。
また、看護師と同じで、子供の手が離れれば、夜勤に入ることも可能です。そうすれば収入も大きく変わります。介護福祉士資格にくわえケアマネージャーなどの資格も合わせて取っておくと、後々収入面などに大きな差が出るのでおすすめです。
介護福祉士資格もケアマネジャーの資格も簡単な資格ではありませんが、これから先、いつでもどこでも活かすことができる資格です。
保険外交員は就職する時点で特別な資格は必要ありません。入社後、会社の支援を受け必要な資格を取得します。他に必要になるのは高いコミュニケーション能力です。たくさんのお客様を相手にする仕事なので、少し気負いしてしまう人もいるかもしれませんが、しっかりとした研修が各企業あるので心配はいりません。
保険外交員の大きな魅力は、スケジュールを自分で管理することができる点です。そのため、子供の体調が悪くなっても、子供の看病に集中することができます。学校行事などにもちゃんと参加することができるので、子供の成長を見逃すことがありません。
営業なのでインセンティブもついていて、頑張った分は収入に反映されます。融通の利く職業と言えそうです。
医療事務は資格が必要ですが、通信教育などで取得することができます。医療事務は月末に残業などが発生するときがありますが、それ以外は定時で帰れることが多いですし、安定した職といえます。
看護師や介護福祉士などに比べて、ハードルは低く、多くのシングルマザーが就いている仕事です。医療事務はシフト制の仕事なので、配属先によっては、土曜日の出勤などがあります。そういった点は、保育園との兼ね合いもあるので事前に確認しておく必要があります。
コールセンター業務に特別な資格は必要ありません。多くは非正規雇用ですが、求人は豊富にあります。未経験でも就くことのできる仕事です。
コールセンターを設けている企業には数十人規模で多くのスタッフが勤めています。そのため、急な休みなどがあっても、周りにカバーしてもらうことができます。
コールセンター業務は、シングルマザーも多く就いている仕事の一つです。コールセンター業務を行っている企業は、独自の託児所などを設けているところも多いのが魅力の一つです。最近では在宅で業務を行えるところも増えてきています。
これからシングルマザーになろうとしている人、転職を考えている人などは看護師や介護士などの資格をとり、手に職を付けるのも選択肢の一つかもしれません。資格取得の支援制度は多くあるので、うまく活用できたら自己負担も軽減されると思います。
シングルマザーだからこそ安定を求める人は多いと思います。今回紹介した職は、他の職種に比べて比較的安定していますし、将来的にも有望な業界ばかりです。あなたの状況に合わせて、また将来を見越して、仕事の選択をしてみるといいかもしれません。