未婚で2人の子を出産し、現在はフリーライターとして働きながら、4歳と2歳の子を育てる。心にゆとりをもって、子供と向き合いたいと思いながらも、理想とはほど遠い現実。それでも、子供たちの笑顔を一つでも多く見るための努力をする日々!
シングルマザーになった理由はさまざまだと思います。離婚した人、DV夫から逃げている人、未婚の人などさまざまな事情でシングルマザーになっています。1人で子供を育て、家事や仕事を全て1人でこなさないといけないと覚悟はしていたとしても、実際シングルマザーとして生活をしていると辛いと感じることは多いです。また、それが理由で心の余裕がなくなり、子供に強くあたってしまうことも多いです。
実際、私も未婚でシングルマザーになるとき、覚悟をしてシングルマザーになりました。それでも、実際シングルマザーになってみると辛いと感じたり、逃げ出したくなったり、子供に強くあたってしまうことは多々ありました。
しかし、そんなとき心を軽くしてくれたのは、家族や友人、ママ友、子供からかけられた言葉でした。1人で辛いと感じていたことも、その言葉があったから乗り越えられたり、心の余裕が生まれたこともあります。そこで今回は、シングルマザーの心に響く嬉しい言葉を紹介します。周りの人だけでなく、シングルマザーであるあなた自身もたまには自分自身に嬉しい言葉をかけてあげられるといいですね。
環境、状況に応じて少しアレンジなどをして、シングルマザーのママ友や友達、あなた自身に嬉しい言葉をかけてあげてください。
これはシングルマザーになった人なら一度は感じることだと思いますが、「シングルマザーだから子供に寂しい思いをさせないようにしないと」「家事もしっかりこなさないと」「職場に迷惑はかけられない」。このようにシングルマザーは、子供に不自由な思いはさせたくない一心で完璧を求めがちです。シングルマザーになりたての頃は必死ですし、やることも多くて気づきませんが、日を追うごとに完璧に対する疲れがどっとでてきます。そして、できなかったことが積み重なっていくと、自分を責めてしまったり、余裕がなくなっていきます。
そんなとき、周囲の人が最近疲れた表情をしてるかな?切羽詰まった様子かな?と思ったときは「そんなに完璧じゃなくて大丈夫だよ」「手を抜く日くらいあっても大丈夫だよ」と声をかけてあげてください。それに加えて周りのママ友がこんな感じで手を抜くこともあるよというエピソードを付け加えてくれたら、もっと気持ちが楽になります。実際に私も、ママ友が手を抜いているのを知ったときはビックリしたと同時に、「たまには完璧じゃなくてもいいのかな」と思えるようになりました。2人分できなくて当然なので、完璧は求めすぎないほうがいいかもしれません。
これもシングルマザーになると多くの人が感じることだと思いますが、家に帰っても子供しかおらず、対等に話したり、子供のことを相談できる相手がいません。そうなると、孤独だと感じたり、むなしくなることも多くあります。全てを1人で考えなければいけないので、考え込んで他のことが手につかなくなってしまったり、注意散漫になってしまったりします。私も子供が病気がちなこともあり、治療の方向性について考え込むことが多々ありました。
親や兄弟に相談したこともありましたが、私の家庭は全て自分自身で物事を決定しなければいけなかったので、「自分で決めなよ」と言われるだけで、余計に孤独感が増していきました。しかし、そんな時声をかけてくれたのは、ママ友です。同じ時期に子育てをしていて、子供たちの年齢が近い同志からの言葉は、私を救ってくれました。「1人じゃないから。いつでも頼って。遠慮しなくていいよ」「遠い親戚より近くのママ友だよ」と言ってもらい、心がスーッと楽になったのを覚えています。
それ以来、深く考えてしまいそうなときは、必要があればママ友に相談しています。1人じゃないと思えることが多くなりました。
シングルマザーは完璧を求めたり、つい頑張りすぎてしまうものです。その頑張りがたたると体調を崩してしまったり、それが連鎖して子供も体調を崩してしまうことがあります。そんなとき、周囲から「いつも頑張ってるよね」「そんなに頑張らなくても大丈夫だよ」と声をかけられると、周りにはそんなふうに見えていたの?という驚きと同時に嬉しくて笑顔になれます。
今まで全然頑張りが足りないと思っていたシングルマザーも少しは自信がつくと思います。頑張りすぎて疲れてしまったという場合は、自分自身にも「いつも頑張ってるね」と声をかけてあげるだけでも、少しは落ち着いて楽になります。
これは言わずもがなです。シングルマザーに限らず、母親は子供から愛情表現の言葉をかけられたら、頬がゆるみ嬉しくなるものです。シングルマザーは特に、「子供の相手をちゃんとしてあげられてるのかな」「もっと一緒にいる時間を増やさないとダメかな」「寂しい思いをさせてないかな」など、子供に対して申し訳なさと、後ろめたさがあります。どんな事情であれ、子供をシングルマザーの環境に置くことになっているわけですし、両親揃っていないというだけで、シングルマザーという今の決断が正しいのか疑問に思ったり、不安になってしまうものです。
そんな時に子供から「ママ大好き」「ママありがとう」などと言ってもらえたら、よかったと安堵できると思います。どんなに嫌なことがあっても、どんなに辛くても、悲しくても、子供からの言葉は全てが吹き飛ぶような魔法の言葉です。
シングルマザーは孤独感や辛い、不安などネガティブなことを考えがちです。周囲を見渡すと、両親揃っている家庭が多かったり、それをみて子供が寂しそうな表情などをしていると、心配になったり、負い目を感じてしまいます。しかし、そんな時に家族や友人、ママ友、子供からの言葉が嬉しくて心に響きます。シングルマザーがみんなそう感じているわけではありませんが、もし周りに晴れない表情をしているシングルマザーがいたら、さりげなく声をかけてあげてください。
例え、優しい言葉、嬉しい言葉をかけられなくても、普段孤独を感じやすいシングルマザーは、「私のことを気にかけてくれた?」とそれだけでも嬉しくなるものです。是非、みなさんも周囲にシングルマザーの人がいたら声をかけてあげてください。かけられたら嬉しい言葉はシングルマザー同士だからこそ、わかると思います。また、あなた自身も、たまには自分自身に優しい言葉をかけてあげるといいかもしれませんね。