2016年に離婚を経験。シングルマザーとして昼も夜も仕事に駆けずり回っていたけど幼稚園に入るころに息子に発達障害が分かり退職。発達障害を抱える息子のために親として出来ることを模索・実践する日々。
シングルマザーとして外で働いていると「家で仕事をする」と考える余裕さえ生まれず、子供を園や学校に行かせて外で働くのがスタンダードなスタイルになります。
家事も育児も仕事も1人でこなすシングルマザーにとって、新型コロナウイルスによる休園・休校の措置は本当に痛手であり、言葉では言い表せない金銭的・精神的負担の日々を過ごしたかと思われます。
今回は、在宅勤務ができる仕事の特徴や、仕事をこなす上でのメリットとデメリットを紹介いたします。
パソコンやスマートフォンで誰でも気軽にできる仕事を探せるサイトのことをクラウドソーシングサービスと言います。
ひとつのカテゴリーに特化した本格的な仕事から未経験OKの仕事も紹介されており、その種類はさまざまです。
パソコンについての知識が豊富で、専門的な作業に慣れている方は
・ホームページ作成
・プログラミング
・WEBデザイン
・ソフトを使ったデータ入力
などの本格的な案件をこなすことで、自分の持った能力を存分に発揮して働くことができます。
月収の相場は5万円~10万円で、わりと高単価な案件が多いので収入をカバーできるという点も人気の理由です。
おすすめの作業はデータ入力です。入力が主な作業になるので打ち込みが得意な人に向いています。
ある程度パソコンに触れたことがあり、マニュアルに沿った作業ができる方は
・ライター(記事作成)
・テープ起こし
・検索ワードをまとめるリサーチ作業
・一般事務
など、家事や育児の合間を見ながら、自分のペースで進められるお仕事がおすすめです。
シングルマザーとして忙しい日々を送りながら、隙間時間を活用して報酬を得られるのは魅力のひとつです。
受ける案件の数によって収入が変わるので、慣れるまではできる範囲で始めていくことが好ましいです。
パソコンを使う仕事は大きく分けると2種類存在しています。
ひとつは在宅可能な業務を請け負うクラウドソーシングタイプの仕事と、もうひとつは動画撮影やブログ運営など実技を伴うネットビジネスタイプの仕事です。
「パソコンがあればできる」という点では両方とも同じですが報酬にかなりの差があります。
お小遣い稼ぎ程度の報酬が欲しい方は、専門的な案件ではなく未経験者でも簡単にできる仕事をするのが好ましいです。
短期間に多く稼いでメインのお仕事を辞めて独立を目標にしている方は、一獲千金を狙えるブロガーや投資家、Youtuberなどが向いています。
最初のうちは、生活に支障なく動ける案件や今の生活リズムに合っている案件を探すことがベストです。
「取引先に迷惑をかけてしまうかもしれない」、「納期に間に合わせる自信がない」などの理由でキャンセルの手続きを踏まずにいわゆるバックレをしてしまう人がいます。
しかし、契約を結んだあとに連絡が取れない状況になってしまうと取引先としても困ってしまいます。
案件の内容を確認する段階で少しでも自信が無かったり、求められているスキル以上に無理をしてしまいそうだと感じたなら丁重に断って精神的安定を優先することが大切です。
「無理なものは無理!」と割り切り、自分のできる範囲で全力を尽くせるよう心の状態を整えていくことも必要です。
昨今は人材確保・生産性向上の観点から働き方改革が推進されています。
さまざまな働き方が企業へ求められるなか、注目され始めているのが在宅勤務です。
ここからは在宅勤務のメリット・デメリットを紹介していきます。
・働く場所を自分で決められる
・子供の体調不良に柔軟に対応することができる
・頑張った分だけ見返りがあるので達成感を感じられる
・人間関係に悩むことが無くなる
・勤務時間を選ぶことができる
・得意分野を活かせる
ざっと思いつくだけでもこれだけのメリットがあります。
他にも、服装や髪型に縛りが無いことや取引先と直接会わずに連絡を完結させられることも魅力的です。
子供の体調不良は頼る人がいないシングルマザーにとっては油断大敵なので、職場に迷惑をかけることが無いのは最大のメリットです。
「家にいるだけなのに稼げる」、「楽そう」と思われやすいですが
魅力的なメリットがある反面、その分デメリットもあります。
・優良な案件と悪質な案件の区別がつきづらい
・慣れないうちは作業時間がかかる
・パソコンの購入代や備品代などを揃えるためにお金がかかる
・外せない用事やトラブルにより納期に間に合わなかった場合でもすべて自己責任
ざっと思いつくだけでもこれだけのデメリットがあります。
そして最大のデメリットは、税金に関わる全ての手続きや支払いを自分で行わなければならない点です。
会社に勤務している場合は一定期間働いていけば会社側が各種税金の支払いや保険加入の手続きをサポートしてくれますが、在宅勤務の場合は保険加入や税金に関わる手続きはすべて自己管理になります。
ほかにも確定申告や国民年金や国民保険などの大切な支払いも1人で背負うことになるので注意が必要ですが
このデメリットとうまく付き合っていくことで在宅勤務と育児を両立させることができます。
子供を育てながら働き、すべての家事や予定をこなすには大人1人では抱えきれないほどに忙しいです。
忙しい日々の中でも、子供とは1分1秒でも多く一緒にいたいと思うのは親として当然の感情です。
在宅勤務に慣れるまでは時間の配分や抱える仕事量の管理などに戸惑いますが、楽しく仕事をこなすことができます。
そしてなにより、子供とのかけがえのない時間もしっかり確保しながら働けるのでおすすめです。だからこそ、在宅勤務をすることの楽しさを実感していただきたいです。