離婚歴2年のシングルマザー、現在は士業事務所でフルタイム勤務。ゆとりある生活ができていないのと貯蓄が盤石でないのが悩み、好きな言葉:能ある鷹は爪を隠す
人との接触を8割減らすという政府の緊急事態宣言を受け、私の会社は電車通勤の社員はできるだけ有給をとる、または週3回の勤務となっています。一方、私は自宅の近くに仕事場があるので徒歩で通勤しています。
子供は一人っこなので学校も塾もない今、ほぼ毎日、一人でお昼を食べている状況です。週に1回、午前中有休をとれれば、お昼を一緒に食べてから行けるのですが、他の人との予定を合わせなければいけないのでなかなか厳しい状況です。
以前であれば、長期休みの時などは、実家に行かせるか、母に来てもらっていました。しかし、このコロナウィルスの恐怖の中、電車に乗って来てもらうのは危険すぎるので、結局子供は一人で留守番をしています。この生活があと何か月続くのか…最近は子供も「毎日つまらない」「もういやだ」と言い始めていて、少し心配です。
でも、こんな時だからこそ子供の自立を促すチャンス!我が家で実践していることをご紹介します。
夕方は16時過ぎには戻れるのですが、それでも7時間近くは一人で留守番することになります。一人で留守番するようになって2,3年は経ちますが、慣れてきたとはいえ、長時間の留守番が何日もつづくと不憫に思ってしまいます。
子供の留守番には「タスクを与える」のがおすすめです。
学校、塾共に休校となっているとは言え、それぞれ課題は与えられています。受験生である子供は、塾でおしりを叩かれていない分、自ら勉強することは難しい環境です。ですから、毎日ここまではやる、やったら好きなアイドルのYouTube動画を見れるようにする、などのご褒美を与えるようにしています。
簡単な応援メッセージと共にその日やることをリストアップして置いておきます。これが毎日となると結構大変です。
週に1回くらいは忘れてしまいますが、その時はメールで進捗状況を確認するようにしています。
子供が一人で留守番するのであれば、いくらかの注意が必要になります。
戸締りはもちろん、来客対応については基本的に応対しないこと、電話も登録先の番号以外には出ないことなどを注意しました。宅急便の場合は、前もって分かっているときは私から宅配ボックスにお願いしますと伝えるようにしています。
子供の携帯には登録先からしか連絡ができないようになっています。ですから会社のメールアドレスは登録してあり、携帯からも会社からもメールができるようにしてあります。基本的には携帯から連絡をとっていますが、仕事中など携帯を使えない時は会社のパソコンからメールで連絡をとることもあります。また、友人(親子で友人)の連絡先も登録してあり、子供どうし時々メールでやりとりをしています。
今の時期、元夫もテレワークなので、時々電話をしてもらっています。
また、我が家の場合、祖父母が昼間は暇にしているので、折をみて電話をしてもらっています。
特に話がなくてもずっと電話を繋いでいることもあります。そうすると子供も一人ではないという感覚になり、安心できるようです。気になるのは通話料ですが、ライン電話や家族間無料通話を利用するとよいと思います。
最近、子供に家事のお手伝いをしてもらっています。学校がない分、たっぷりある時間を有効活用してもらっています。
<汚れた洗濯物を小分けして、必要なものはネットに入れ、洗剤と柔軟剤を入れて、洗濯機のセットをする>
ここまでは以前からやってもらっていました。干すのは私。あとは気が付いた時に洗濯物を中に入れておいてねとお願いしていたのですが、だいたいやってくれたのは3回に1回くらい。それが、休校になってからは干して中に入れるまでをセットでお願いしています。
わずかではありますが、お小遣いをあげるようにしたのでモチベーションもあがっているようです。
みそ汁の作り方と麻婆豆腐の作り方を教えました。
みそ汁はかつお出汁ならとれるようになりました。
麻婆豆腐は本人の大好物で以前から教えてとせがまれていたので、材料の準備から味付けまで一通り教えました。まだ時間はかかるし、炒めるところは見ていてかなり不安ですが、あと数回作れば大丈夫だと思います。
以前から学校でもミシンを使ってトートバックを作ったりしていたので家でもやりたがっていました。コロナウイルス流行によるマスク不足を受けて、我が家でも手作りマスクを作ることにしました。普段はゆっくり時間がとれないけど、休みの期間を活用して自分のマスクを一つ仕上げることができました。
家事を子供に教えるのは時間も手間もかかり面倒なこともあります。でも、やってみることで家事の大変さや何かを作る楽しみを発見できればよいと思います。こういう時間も大切だなとしみじみ感じています。
「何処どこで何人感染者が出ました」
「感染者の増加数が過去最高を更新しました」
「誰々が感染しました」
テレビを付けるとコロナ一色です。
子供は日中テレビを見ているので、コロナについて、今の状況について考えることもあるようです。
私が帰ると、自分が見て得た情報を私に話してくれます。
給付金の話や外国ではこういう形での支援を考えているらしいよとか、こんな事にも関心を持つようになったのかと驚くこともあります。
子供も子供なりに、今の状況が大変なことであると認識しています。また私たちは海外に住んでいたことがあり、住んでいた町の様子がテレビに映し出されたりして、日本よりひどい状況になっているのを見ると、友達はどうしているのだろう?と話しています。
そして大好きなアイドルが手を洗うことや自宅にいること(STAY HOME)を推奨しているのを見て、自分ができる小さな努力で世界を変えられるということを学んでいるようです。
ひとり親家庭に育つ我が子だからこそ、親がいなくても自分で考え、行動できるようになって欲しい。子供の様子を見守りながら、このコロナ禍を乗り越えたいと思います。