婚歴3年のやんちゃで優しい?息子2人の母です。「全力疾走!時々おさぼり」が座右の銘
新型コロナウイルスが流行りだした頃、次男は高校受験の真っただ中でした。その頃は、ここまで感染が拡大すると想像もしておらず、高校の入学式までには状況も落ち着いているだろうと思っていました。無事、高校に合格することはできましたが、高校入学のためには約30万円が必要でした。
それに追い打ちをかけるように、私の仕事は職場内での感染防止のために交替で休むことになり、私の収入は激減しました。高校入学に必要なお金は貯金で支払いましたが、学校に行かなくても授業料などは毎月の給料から支払わなければいけません。
もちろん、高校生2人分の授業料に加え、生活費がかかります。
もう我が家の家計は火の車状態・・・。先が見えない状況では生活ができないと思い、新型コロナウイルス特例の生活福祉資金を申請してきました。
新型コロナウイルス特例の生活福祉資金は、もともとある生活福祉資金貸付制度の対象世帯を拡大したものです。
通常の生活福祉資金貸付制度の対象世帯は、低所得世帯です。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、休業や失業等により生活資金に悩みを抱える世帯に対して、特例貸付をすることになりました。
この新型コロナウイルス特例の生活福祉資金貸付制度は、収入が減った理由が「休業」か「失業」かによって貸付内容は大きく異なります。
私は出勤日数の減少によって収入が減ったため、生活福祉資金の「緊急小口資金」の対象世帯になります。
新型コロナウイルスの影響を受け、休業等により収入の減少があり、緊急かつ一時的な生計維持のために貸付を必要とする世帯
10万円以内(特別な場合、20万円以内)
この「特別な場合」、気になりますよね。私も気になり、お話を聞いてきました。
・世帯の中に、新型コロナウイルスの罹患者がいる
・世帯に要介護者がいる
・世帯に4人以上いる
・世帯に臨時休業した小学校等に通う子供や感染したおそれのある子供の世話を行う必要がある
・世帯の中に収入が減少した個人事業主がおり、生活費が不足している
・とくに資金が必要と認められる
このような状況にある方は20万円まで借り入れることができます。
私は、最後に記載がある「とくに資金が必要と認められる」に該当し、20万円を借り入れることができました。
償還期限は2年以内です。無利子で保証人も必要ありません。
失業し生活に困窮している方は、総合支援資金の申請を検討することをおすすめします。
新型コロナウイルスの影響を受け、収入の減少や失業等により生活に困窮し、日常生活の維持が困難となっている世帯
・世帯員が2人以上・・・1ヵ月20万円以内
・単身・・・1ヵ月15万円以内
貸付期間は就職活動期間中で、原則3ヵ月以内ですが、最長12ヵ月可能です。
償還期限は10年以内、緊急小口資金と同じように無利子で保証人も必要ありません。
私がこの制度の利用をしようと決めてから申請までの流れをくわしくご紹介します。
気を付けたいポイントとしては、社会福祉協議会は「都道府県」と「市町」に存在します。
電話をするのは住まいのある「市町の社会福祉協議会」になります。
●全国社会福祉協議会ホームページ:
電話で相談をすると、現在の生活状況を聞かれます。対象になると判断されると、社会福祉協議会へ申請に行く日の予約をとることができます。
私の場合、予約の空き状況と私の日程が合わなかったため電話相談から来所日までに10日程あいだが空きましたが、予定があえば数日で来所できるようです。
社会福祉協議会に到着し、申請を終えるまでにかかった時間は約30分でした。
電話でおおまかなことを話していたため、スムーズに進みました。
申請に必要な書類を3枚書き、提出書類を出したら終了です。
申請は終了しましたが、まだお金は振り込まれていません。市町の社会福祉協議会に書類を提出すると、その書類は都道府県の社会福祉協議会へ郵送され、申請から約1週間~10日程で指定した銀行口座に振り込まれるそうです。
市町の社会福祉協議会に相談をした際に、申請に必要なものを教えて頂きました。
忘れると申請ができないこともあるので、忘れ物がないようにしましょう。私は実は給与明細を忘れてしまったんです・・・。
しかし、持って行った預金通帳が給与振込の口座だっため、給与を確認でき申請ができました。
念のため、電話相談をした際に、持ち物を確認しておくと安心ですね。
・世帯全員の住民票の写し
・印鑑証明書
・認印
・実印
・令和2年2月、3月の給与明細(収入が減ったと証明できるもの)
・運転免許証・健康保険証のどちらか
・預金通帳
申請する前は、正直ドキドキしました。お金を借りることに少し抵抗があったのかもしれません。
しかし実際に社会福祉協議会に行ってみると、とても多くの方が申請に来ており「自分だけじゃないんだ」と安心しました。
生活に困っているのは「シングルマザーだからではない」「シングルマザーであることに負い目を感じる必要はない」と感じたことも事実です。
また、社会福祉協議会の職員さんがとても親切で優しく対応してくれたことで、肩の力が抜けました。
困っているときはひとりで抱え込まず制度を利用し、子供と自分を守ることが最優先です。
私たちシングルマザーは、こうした情報のアンテナと行動力が大切だと感じました!
生活に困っているシングルマザーの方、制度を利用してお金を借りることは、何も恥ずかしいことではありません。
今回、私の申請したお話をご紹介することが、新型コロナウイルスで生活が苦しいと悩んでいるシングルマザーの方のお役に少しでも立てればうれしいです!
一緒にこの状況を乗り越えましょう♪