離婚したのは子供が1歳になったばかりの頃なので、シングルマザー歴は10年選手。今では一周回って再びかわいくなってきた1人の息子を持つ元シングルマザーです。
私がシングルマザーとして生きていこうと考えたのは、ひとえに元夫との価値観の違いによるものでした。もちろん私にも落ち度はたくさんあったでしょうが、言ってはいけない一言を聞いたときにバッサリと別れてしまうことを決断しました。
そんな私ですが、ご縁があって数年前に再婚をすることに。周りにも幾人か離婚の後に再婚を果たした方がいますが、話してみると再婚の際に気を付けた点が似通ったものが多かったのです。そこで今回の記事では、シングルマザーが再婚をするのなら、どんなポイントに気を付けていくべきなのか紹介していきますね。
私の場合は、子どもがごく小さいうちに離婚をしたこと。また住んでいた場所が田舎だったこともあり、周りから随分と再婚を勧められたように感じます。地域差や子供の年齢によっても変わりますが、そもそもシングルマザーであることが恥ずかしいことだという風潮がある地域でした。
だからこそ、私がいた地域では再婚自体を反対されることはほとんどありませんでした。しかし、シングルマザーの多くの方がそうでしょうが、私自身も子供を一人で育てていく覚悟をもって離婚しています。離婚したからすぐに他の人と~といった気持にはなれないものですよね。
私自身は当時もう結婚はこりごりだ…と思っていたのではねつけましたが、人によって考え方はさまざまです。子供のために早めに再婚の道を模索した人ももちろんいましたし、現在でもシングルマザーのまま頑張っている人もいます。再婚をすること自体が悪いのではなく、周りの声だけに流されてしまう、その時の気持ちだけで再婚してしまうと失敗することが多いのではないでしょうか。
では基本的に再婚について現実的に考えていなかった私が、なぜ再婚をしようと考えたのか。ここからは、シングルマザーが再婚相手に求めるべき3つのポイントについて見ていきましょう。
言葉にしてしまうと恥ずかしいものですし、シングルマザーは多くの方が「自分よりも子供のこと」をと考えると思います。しかし再婚に限っては、自分とお相手の気持ちを考えることも重要なポイントに。
なんだかんだ言っても、好きな相手でなければ結婚をしようとは考えませんよね。子供のことを考えて相手を選ぶ方法も無しではありませんが、子供はいつか自分の元から巣立つもの。巣立った後に一緒にいるのは再婚した相手なので、「好き」の気持ちがなければ一生を共にするのは難しいと感じます。
恋愛と親子愛は同じ愛でも種類が違います。両立させることは可能なので、まずは相手のことを自分はきちんと好きなのか、結婚してまで一緒にいたい人なのかを考えてみましょう。
続いての大切なポイントは、相手ときちんと話し合いができるかどうか。再婚にかかわらず人間関係の基本的なポイントですが、恋愛感情があると「相手に嫌われたくない」という気持ちのせいで、相手に遠慮をしてしまうケースも多くありますよね。
しかし一方的にへりくだるような相手との再婚は決しておすすめできません。そもそも対等な立場として恋人になっているのなら、あなた自身の意見も尊重してくれるはずです。またシングルマザーの再婚は子供はもちろん両親や、義両親との関係も関わってくるので、「あなたの思う通りでかまわないよ」ではいけません。
お互いの意見を出し合ってよりよい選択ができる、こんな関係を作れる相手を探していきましょう。
シングルマザーが再婚を考えるのなら、どうしても避けられないポイントが子供とお相手の相性です。子供が男の人を怖がってしまう、またお相手が子供の相手をしようとしない。このような場合はどれだけ両者が思いあっていても、すぐの再婚は難しいですよね。
私の場合は子供も再婚相手もいわゆる「オタク」だったので、趣味の相性があったことから私にはよくわからない話で盛り上がってくれました。自分がいなくても子供とお相手がそれなりに仲良くできる、と胸をなでおろした記憶があります。
ただ一般的に子供とお相手の相性チェックには子供の年齢が大きく関わってきます。まだ幼い子供の場合はお相手が子供の相手を苦に思わないのなら、相性を合わせやすいですよね。時間をかけて慣れていくこともできるので、再婚をするのなら早い方がよいというのも一理あるんだと思います。
反対に小学生くらいになると、お相手の方が子供に歩み寄る必要性があります。また思春期の場合は、まずお相手に会う前に親子間での話し合いが必須です。
ちなみに初めて合わせる時のタイミングにおいて、主導権を持つのは子供だと考えておいた方が無難です。いきなり「この人がお付き合いしている人だよ~」何て会わせ方をすれば、よほど寛大な子供でない限り反感を持たせてしまいますよ。
シングルマザーになると子供のことはもちろん、ちょっとしたことでも「これでいいのかな…?」と迷ってしまうことも多いですよね。子供を第一に考えて頑張っている人は、みんなとても輝いているように感じます。
ただシングルマザーだからといって、ずっと一人でいなければいけないなんてことはありません。子供の幸せと一緒に自分の幸せも考えてみてください。いつもより笑顔の多くなったあなたと一緒にいることは、子供のより一層の幸せにもつながりますよ。