離婚歴7か月です。頼れる実家なし。離婚前から、フリーランスのカメラマンとして働いています。
私がフリーランスのカメラマンになったきっかけをお話しします。2人目を出産後に、子ども2人に保育料をかけず、仕事ができないかな?と考え、求人情報を検索した事がきっかけです。
最初の仕事は、機材のレンタルあり、土日のみ、初心者歓迎の映像会社でお仕事をしたのが始まりです。今は、ブライダル映像の撮影編集・子供イベントのスナップ撮影・賃貸物件の撮影をしています。1件1件積み重ねる毎に、経験になり作品になるお仕事です。
安定はしていないけど、大好きな仕事です。フリーランスという働き方のシングルマザーをしています。
私は、母子家庭で育ちました。今でいう、ネグレクトに近い状態だったと思います。朝ご飯がない。母は、帰って来ない日もある。「お姉ちゃんだから、弟の面倒見れるよね」が口癖だった母。弟と2人、寂しい子供時代を過ごしました。
その経験があるため、フリーランスとして働きながら、できる限り子供最優先の毎日を心がけています。
8年間フリーランスとして働いてみて感じたメリットをご紹介します。
撮影予定日以外は、在宅で作業ができる事が多いため、子供の予定や体調に合わせて仕事を進める事ができています。私は、土日は撮影で不在の事が多いので、平日は16時まで必ず帰宅する、平日の夕方以降は子供との時間と決めています。コロナの影響による休校で大変な毎日ですが、運よく幼稚園の編集のお仕事をいただいていたので、家事をしながら仕事をしている毎日です。
カメラマンとして機材代や技術料も含んだお仕事をしているので、普通のアルバイトやパートに比べると恵まれています。仕事内容にもよりますが、撮影や編集作業で1日5,000円~70,000円程です。
離婚して半年程経って、シングルマザーとしては初めて確定申告をしました。自宅の借主や水道光熱費の契約が、元旦那から私の名義に変わりました。
自宅に仕事部屋を作っているので、今回の確定申告から家賃や電気代の20パーセント程を、経費として計上することができました。
つぎにフリーランスで働くデメリットをご紹介します。
長期の仕事をくれる会社、年に何度か大きな仕事をくれる会社、仕事量は会社によってバラバラなので安定は難しいです。大体、2か月前には仕事の予定が決定するので、仕事量が少なく不安な時にはアルバイトをしたり、オンライン面接を受けて次の仕事へと繋いでいます。どんな仕事でも必要な事だと思いますが、フリーランスは特にチャレンジする気持ちが必要だと思っています。
技術が必要な仕事のため、子供の急病でも代わりが見つからず、休めなかった経験があります。私は、サポート制度に登録をしています。私の住む地域では、ひとり親家庭等日常生活支援事業という制度があります。これは、母子家庭、父子家庭の皆さんが、仕事や家庭の事情で子供の面倒が見れない時に、支援員の方が食事や身の回りのお世話をしてくれる制度です。離婚後、すぐに登録しましたが、幸運な事にまだ利用はしていません。実家に頼れない私にとっては、お守りの様な制度です。
家族の体調管理も、仕事をするためには大事です。
在宅でも仕事ができる分、気がつけばずっと仕事をしている時があります。事前に、この日は休もう!パソコンは開かないぞ!という日も大事です。
安定は難しいフリーランスという働き方。働き始めたきっかけは、子育てでした。コンパクトデジカメしか触った事のない私が、8年という時間をかけて、一眼レフを使いながらパソコンで編集をして、作品を作ることで生活できるようになりました。
また、カメラマンという仕事には出会いがたくさんあります。撮影で出会えた方から、次のお仕事を紹介される事も増えてきました。あなたに頼んでよかったよと言われると、頑張ろうと元気になれます。
収入が不安定で週末も子供と過ごしたくなり、「カメラマン辞めようかな。ママ、会社員になろうかな」と、子供たちに話した事がありました。すると、「カメラマンとして楽しそうに働いてるママが好きだよ」と、意外な答えが返ってきました。
今後も子供第一の生活スタイルは変えず、フリーランスカメラマンとして頑張って生活をしていくつもりです。