離婚歴3年のやんちゃで優しい?息子2人の母です。「全力疾走!時々おさぼり」が座右の銘
私は離婚後、実家暮らしをせずに借家で新しい生活をスタートさせました。その理由は、私にとって実家暮らしはデメリットの方が大きかったからです。私は離婚をする前に約4か月元旦那と別居をし、子供と一緒に実家に戻っていたので、実家暮らしのメリットもデメリットも、離婚が成立したときにはすでに把握していました。実家暮らしにはもちろんメリットもたくさんあります。しかし、子供の年齢や親と自分のそのときの状況によっては、メリットがデメリットにも、デメリットがメリットにも変わってしまうと感じました。
一家の大黒柱になったシングルマザーは、ほんとに大変ですよね。何が大変って、身体的にも精神的にも毎日が忙しくて1日24時間じゃ足りないなって思います。
シングルマザーをサポートしてくれる家族がいる実家暮らしは、多くのメリットがあります。
実家暮らしであれば、家賃、光熱費、食費など経済的な面でサポートを受けることが多いと思います。私の場合、離婚を前提に別居をし、実家へ一時的に戻りました。実家暮らしの間は生活費として6万円を入れ、それ以外は子供の学費や支払い、その他必要となるものに使っていました。
当時、中学生の息子は食べ盛り。6万円で家賃・光熱費・食費をまかなうことはできません。経済的な面でサポートをしてもらうことができ、とてもありがたかったです。
私は正社員で働いており、母親はパートで働いていました。経済的なサポートを受けていることもあり、食事の準備は私がすることを申し出ました。しかし、仕事で残業になると母親が夕食の準備や、子供の習い事の送迎をしてくれることもありました。
実家で親と住んでいると、子供のことや将来のことなど相談することができます。これまでは子供の相談は元旦那にしていましたが、話を聞かずに自分のことをしているということが多かったので、私の話を真剣に聞いてくれる人が家にいるという安心感もあり、離婚をすべきか、将来について考えているときも母親の存在はとてもありがたかったです。
私の場合、子供がある程度大きかったので、兄弟もしくはひとりで留守番などもできました。しかし、子供がまだ小さい場合は、子供だけで留守番はできません。外出をしなければいけない時に、実家暮らしであれば、子供を見てくれる家族がいるので安心です。時には息抜きで外出することができるのではないでしょうか。
また、外出に限らず家事を分担することで、自分の時間を作ることもできますね。
次はデメリットをみていきます。ひとそれぞれ、メリットとデメリットは違うかもしれません。私の場合は、これからお伝えするデメリットのなかの「たったひとつのこと」を理由に、離婚後は実家暮らしをしませんでした。
これが、離婚後、実家暮らしを選択しなかった私の理由です。
孫がかわいいのはとても分かります。世話を焼きたくなる気持ちも分かります。
しかし、息子はもう中学生。目の前には高校受験も迫っていました。
「勉強しなくてもいいの?」
「風邪ひくから、早く洋服を着なさい」
「忘れ物ない?」
「早く寝たらどう?」
「ここに置いていたら、忘れるよ」
「おかわりは?これ食べる?あれは食べる?」など。
孫が困らないようにと先に先に手を出し、口を出すといった母親の言動に、反抗期真っただ中の息子は「うるさい!」といい、徐々に関係性が悪化していくのが目にみえてわかりました。
そのうち、息子は私に「ばあちゃん、うるさい」とことあるごとに訴えるようになり、母親は「心配しているだけなのに」と機嫌が悪くなることも・・・。
私の育児スタイルは、しばらくは口を出さずに様子をみて、失敗から得ることがある。自分で経験することが一番の成長につながるというものです。
母親が私を育てていたときは、同じように口うるさいタイプではなく見守る感じだったのですが、孫となると違うようでした。
自分が小さい頃から住んでいる実家に戻るということは、近所のほとんどの方は結婚していることも知っているため、出戻ってきたことも分かります。
私はそんなことは気にしていませんでしたが、母親は近所の目を気にしたのか、私たちをかばおうとしてくれていたのか、気にしている様子が見られました。近所の方に私や子供のことを聞かれても「しばらく来ているだけ」と話しているのを耳にしたことがあったのです。
母親に肩身の狭い思いをさせてしまっているんだと申し訳なく思いました。でも、私は実家暮らしが悪いことだとは思っていません!きっと、親が一人になったとき、一緒に住んでいる方が親は安心する時期がくると思います。お互いの状況を考えたうえで「出戻りは悪いことではありません!」と声を大にして言いたいです!
あとで母親にこのことを聞いたら、覚えていませんでした♪
私は離婚前だったので、実家暮らしの時はまだ児童扶養手当などのサポートを受けていませんでした。しかし、離婚後実家に戻ると、同居している親族の収入と自分の収入によっては児童扶養手当の受給ができないこともあります。こうした公的サポートを受けることができない可能性があることを知っておくことも大切ですね。
私は、「子供と母親が仲良くいてほしい」という気持ちが強く、実家暮らしを選択しませんでした。
当時の私は子供と両親のことを考えて、実家に戻らないという決断をしました。
しかし、今こうして記事を書いていくなかで、もしかしたら「これ以上家族がバラバラになるのが嫌だったから」なのかもしれないと思いました。
実家暮らしは、とても良いメリットもあります。子供が小さければきっと私は実家暮らしを選択しました。私の場合は、子供も中学生と大きく常に誰かが家にいなければいけないわけではなかったため、メリットよりもデメリットの方がこころに大きく響いたのかもしれません。
実家暮らしは私だけの考えでは決められない状況でした。おとなの階段を少しずつ登り始めている子供たちの考えも考慮した上で、母親も含めて話し合いました。今は母親とは一緒に住んでいませんが、子供たちも行き来して仲良しです。
今思うと、離婚当時もそしていまも、私は子供たちや母親が笑顔で過ごせないかもしれない、そんな環境が嫌だったのかもしれません。実家暮らしをしようか迷っているシングルマザーのみなさん、みんなが笑顔で過ごせるかどうかが住まいの場を決めるコツかもしれません♪