離婚歴3年のやんちゃで優しい?息子2人の母です。「全力疾走!時々おさぼり」が座右の銘
シングルマザーは毎日、ひとりで子育てをしています。時には忙しさに押しつぶされそうになったり、子供に寂しい思いをさせてしまっていたりするかもしれません。それでも、子供のために一生懸命頑張っています。頑張っているのは子供も一緒。頑張るお母さんの姿を子供はしっかり見てくれています。子育ての正解はひとつではなく、子供の数だけ正解があると思います。そんな風に感じた私の体験談をご紹介します。
この言葉、耳にしたことはあるでしょうか。きっと多くの方は、一度は聞いたことがあると思います。
子供は親から多大な影響を受けるといった意味合いがおおきいですよね。私はこの言葉を、離婚前にいわれたことがあります。
それは次男がまだ小学生だった頃の話です。次男は決して大人しい性格ではなく、やんちゃなタイプです。そんな次男がある日、数人のお友達と遊んでいました。すると、お友達同士が喧嘩をしてしまい、その仲裁に次男が入りました。仲裁にはいったところまでは良かったのですが、喧嘩をしているひとりのお友達に次男が強い口調で責めました。
「最初に足で蹴ったのはお前や!謝れ!○○に!」といったところで、次男に責められているお友達のお父さんが仲裁に入り、喧嘩は一旦おさまりました。
その時、仲裁に入ったお父さんに言われた言葉。それこそが「子は親の鏡」。私はこころにその言葉がぐさっと刺さりました。
確かに仲裁とはいえ、息子が言った言葉は口調も強く、お友達を萎縮させたと思います。次男の言葉使いは、キレイではありません。元旦那は言葉使いは荒々しく、私も上品な言葉使いではありません。
離婚前は確かによく夫婦喧嘩をしていたこともあり、その影響かもしれないと自分で自分を責めたこともありました。
それ以来、私はこの言葉が親に対する訓戒のような気がして、好きではありませんでした。
その喧嘩の件から数年が経過したある日、あのお父さんと再会しました。そのお父さんが私に言った言葉、それは「離婚したんですってね。余計に子育てうまくいかないのでは、あんなやんちゃだから。母子家庭の子供はとかく問題起こすこと多いから気を付けて」。
私はその時は、「全然大丈夫ですよ」といいましが、心の中は怒りで爆発寸前でした。
「シングルマザーの子供は問題を起こす」。
誰が決めたのでしょうか。離婚することを決めたのは親です。子供に何の罪があるのでしょうか。そんな風に思われていること自体が偏見であり、さらに怒りと子供に対する申し訳ない気持ちで、その日は夜も眠れませんでした。
母の日のできごとです。私はその日、母に日頃の感謝を伝えるために実家にプレゼントを持って行きました。 その話を子供たちにしながら、「今日、母の日♪」と長男にいいました。すると長男は「おやすみ」といい、部屋に行った直後、大きな袋を私の目の前に持ってきて「あんまり無理しないように」といい、また部屋へ。
次に次男が、「落ちとったよ」と小さな袋を渡してニヤニヤしていました。私は長男が持ってきた大きな袋と次男の持ってきた小さな袋を開けると、長男の袋には足のマッサージ器具、次男の袋にはスマホのケーブル断線防止カバーが入っていました。
子供達からの母の日のプレゼントでした。
少ないお小遣いから用意してくれていたようです。2人で一緒に買うとプレゼントは1つになるから、それぞれで買ったと、次男から聞きました。
私は驚きと嬉しさで涙が止まりませんでした。次男はそんな私を見て、笑っていました。すぐに次男に「ありがとう」といって、長男の部屋へ。そして「ありがとう」と伝えると、「足むくむっていってから。じゃ、おやすみ」と。
本当に嬉しくて、忘れられない1日となりました。
プレゼントと一緒にお金で買うことができないすてきな「こころのプレゼント」をもらいまいました。
あの「子は親の鑑」といったお父さんに伝えたい。「ありがとうございます。子供たちはこころ優しく成長しています」と。
この母の日のできごとを通して、私はシングルマザーだからこそできる子育てがあると感じています。
きっと、離婚していなかったら、こんなに私のことを子供は見てくれていたのか、私は子供の前でこれほどいろいろなことに取り組むことができたのか、子供との時間を最優先にできていただろうかと思います。
離婚をする前からもちろん子供たちを大切に育ててきました。しかし、離婚をしたからこそ、あらためて子供との向き合い方を考え、子供との時間を大切に毎日を送ることができています。
また、家事や仕事、子供の送迎などに追われる私を子供たちはしっかりと見てくれていることにも気づくことができました。
私の子供たちはもう高校生と中学生。それほど手がかからない年齢です。それでも、まだまだ子育て真っただ中。私もまだまだ子供のために頑張るシングルマザーです。
離婚した時、ママ友に子供たちがとても自立しているといってもらえたことがあります。離婚してから一気に、自分の考えやいうことがしっかりしたと。
シングルマザーは、子育ての悩みを相談できる相手がいなかったり、子育てに迷いがあったりすることがあります。しかし、自分の子供と子供に対する愛情を信じることがとても大切だと感じました。
子育てに迷わない親はいないと思います。子育ては、親になって初めて体験し、そして手探りの中、子供と一緒に成長していくものなんだなとアラフォーになってやっと気づくことができました!
みなさんも、自分の子育てに自信を持ってください!エスママにヒントを求めているママさんなら、大丈夫!子供を愛している証拠です。そんなママを子供はしっかり見てくれています!