離婚歴3年のやんちゃで優しい?息子2人の母です。「全力疾走!時々おさぼり」が座右の銘
助成金といっても、どんな種類があって、どこに申請すればよいのか分からないために、受給資格があるにも関わらず申請しないままというのは、子供の将来に大きな影響を与えてしまうことがあります。まずは助成金の種類を知ることがとても重要です。助成金は各市町村共通のものもあれば、各市町村独自のものもあります。ここでは、共通の助成金についてまとめました。今からでも遅くはありません。ぜひ、明るい子供の将来のために活用していきましょう。
児童扶養手当は離婚をしてまず最初に手続きをする助成金のひとつです。市町村によっては離婚届を提出した際に、この申請の案内をしてくれる場合もあります。多くのシングルマザーはこの児童扶養手当を受給しており、子供が18歳になった最初の3月まで受給することができます。(子供に障害がある場合は20歳の最初の3月まで受給)
また、後にご紹介しますが、この児童扶養手当を受給できる世帯かどうかが、他の助成金の申請対象に大きく関わっており、シングルマザーの助成金の受給基準の中心となっています。
この児童扶養手当はもちろん子供を扶養していなければ受給できません。また、扶養義務者の収入により「全部支給」と「一部支給」があります。扶養義務者の前年の所得や扶養する子供の人数によって受給できる金額が異なります。詳しい金額については、申請をした後、各市町村で計算され、正式な金額を記載した支給決定通知が送られてきますので、その通知書で確認することができます。まずは、迷わずに各市町村窓口へ相談にいくことをお勧めします。
参照:児童扶養手当についての大切なお知らせ(厚生労働省ホームページ)
シングルマザーが経済的に自立するために、厚生労働省では自治体と協力をして就業支援をしています。シングルマザーが仕事に就くために必要な知識やスキルの向上を目的とし、必要な学費の一部負担や修業期間中の生活の負担軽減のために給付金が支給されます。
シングルマザーが対象となる教育訓練を受講し、修了した場合にその経費の60%が支給されます。下限は1万2,000円、上限は修業年数×20万円、最大80万円です。対象講座は、雇用保険制度の教育訓練給付の指定教育訓練講座と、その他都道府県等の長が地域の実情に応じて対象とする講座となっています。
対象者は、児童扶養手当を受給しているか又は同等の所得水準であること、就業経験、技能、資格の取得状況などから判断して適切であると認められた方です。
シングルマザーが専門職となる資格取得のために1年以上養成機関で修業する場合に、修業期間中の生活の負担軽減のための給付金が高等職業訓練促進給付金です。専門職の種類は、各市町村で決められており、該当する資格かどうかの判断は各市町村が行うため、事前に相談することが必要です。ほとんどの市町村で対象となっているのは、看護師、准看護師、介護福祉士、社会福祉士など医療系が多いのが現状ですが、美容師、理容師なども含まれている場合もあります。
対象者は、児童扶養手当を受給しているか又は同等の所得水準である方です。
私は、現在この給付金を受給しています。私の場合は、精神保健福祉士を目指し、大学の通信学部を受講しています。元々短大卒であったため、大学の3年次から編入をしました。学生期間はうまく単位を取得していけば、2年で修了します。現在2年目、最終学年で来年の2月に国家試験を受験する予定です。正社員で働きながら家事、子育て、そして学生と3足のわらじをはいていますが、この助成金は金額も大きく、また自分のスキル向上に大変有効だと思います。気になる方は、ぜひチャレンジしてください!
住民税非課税世帯は、月額10万円、住民税課税世帯は7万500円です。ただし、養成機関における最後の1年は非課税世帯は14万円、課税世帯は11万500円になります。また修業期間の上限は4年間となっています。また、全課程修了後には、高等職業訓練修了支援給付金として、非課税世帯は5万円、課税世帯は2万5,000円が支給されます。
シングルマザーがより良い条件で就職や転職ができるよう、また正規雇用を中心とした就業につなげるために、高等学校卒業程度認定試験合格のための講座を受け、修了及び合格した場合に受講費用の一部を負担するのが、高等学校卒業程度認定試験合格支援事業です。対象者はシングルマザーのみではなく、その子も対象となっており、児童扶養手当を受給している又は同等の所得水準であることが条件となっています。また、この制度は高校卒業程度認定試験であるため、高校、大学を卒業している方は、対象となりません。
支給内容は、受講修了時に受講費用の2割(上限10万円)、合格時に受講費用の4割(受講修了給付金と併せて上限15万円)です。
これまで紹介したのは厚生労働省で取り組んでいる助成金となっています。この他にもお住まいの各市町村独自の助成金が数多くあります。ひとり親医療費助成、水道料の一部支給、JR定期券の割引などの支援を行っている市町村も多く、これまで知らなかった支援制度がある可能性もあるので、何か困ったことがある場合は、市町村窓口に相談に行ってくださいね。
今回は、厚生労働省が中心となって取り組んでいる助成金をご紹介しました。もちろんシングルマザーを支援してくれるありがたい制度ですが、シングルマザーである母親を支援するというよりは、その子供の健やかな成長を促すための支援です。母親に経済的な不安があると当然その子供は、色々なことに制限がかかってしまいます。そうなることを少しでも軽減するのが、今回ご紹介した助成金です。子供のために、必要な制度を有効に活用して、明るい未来に向かって心豊かに過ごしていきましょう。