3年前にモラハラ男と調停を経てようやく離婚。 高校生の娘たちの母親&父親役。 副業をしながら月の収入30万を目指すために日々勉強中。 毎日楽しく笑顔で過ごすのがモットーです。n
幸せをつかんだと思った結婚。子宝にも恵まれ順調な結婚生活を過ごしてきたはずなのに、徐々に夫が本性を表し始めた…。そんな話は身近でも比較的多く耳にします。私の元夫は人当たりの良い優しい人でしたが、それは表の顔でした。いざ一緒に生活をしてみると、モラハラの塊。自分の思い通りにならないとへそを曲げ、1ヶ月も2ヶ月も無視をし続けたり、自分の気持ちばかり押し付け言葉の暴力をふるう人でした。
つらい思いをしながら生活しているのであれば、子持ち離婚の選択もアリです。
現状に苦しんでいるママ、幸せを感じられないママ、そのせいで心療内科や精神科に通いながらお母さんを頑張っているママ…身を粉にして頑張っているあなたはとても立派ですし頑張り屋だと思います。しかし、それでご主人に変化が出てくるなら良いのですが、大半はあなただけが頑張っている状態ではないでしょうか?
私も離婚前、抗うつ薬と安定剤を2~3種類飲みましたが、私が我慢しても夫は何も変わる事はありませんでした。むしろ、これやれるなら次これもできるよね?と、ますます非情に。「無理。薬を飲んでやっと…」といっても「薬が足りないんじゃないの?俺だって我慢してるんだし、お前みたいに薬飲めば良くなるなら俺も飲もうかな?」と嫌味をいわれる始末。高学年になった子供たちも『お父さん怖い、しつこい』と言い始め、家族の中にも不穏な空気が流れ始めます。
そんな元夫とは、幾度となく話し合いをしましたが、全く話がかみ合わずいつまで経っても平行線でした。私の人生は夫のいいなりになることなの?散々悩んだ末、子持ち離婚を決意しました。
幸せな人生を送るために子持ち離婚をすすめる理由は3つあります。
1.精神的苦痛から開放されるから
2.子供の情緒面が安定するから
3.自由な時間が増えるから
一つずつ解説します。
精神的に苦痛を強いられていると、ストレスが蓄積し、イライラ・涙もろい・前向きになれないなど中には私のようにうつや胃潰瘍などの病気になるひとも。こんな状態では、普段なら気にならない子供のいたずら程度で激昂してしまうママや、言うことをきかない子供に虐待まがいのことをしてしまうママもでてくるかもしれません。
ママがどんなに頑張っても夫が帰ってくる限り精神的苦痛からは解放されず、不満と自己嫌悪ばかりの毎日になってしまうでしょう。
私は離婚をしたことで、精神的苦痛から開放されました。もちろん、離婚をしたことで生活や周辺環境、子供たちの変化などに不安になる事はありますが、それは夫と一緒にいる苦痛に比べたら比ではありません。むしろ、精神的苦痛から開放されたことで、ささいなことにいちいち反応しなくなりましたし、子供にしっかり向き合うことができるようになったので、子供の変化にもすぐ気がつけるようになりました。
離婚しない理由のひとつとして、子供の情緒面が心配という考えがあると思います。世間的に「離婚は子供がかわいそう」といわれることが多いようですが、離婚したほうが子供のためになるということももちろんあります。(離婚時の子供の年齢にもよるでしょうが…)
夫のDV・生活費を入れない・お金が足りずまともに食事が摂れない・自由な時間が一切無い…たとえこれをママが我慢できるとしても、子供にとってはそれがトラウマになってしまうことだってあります。
うちは子供が中1、小6のとき離婚しました。離婚したばかりのころは妙にテンションが高いときや怒りっぽいときがありました。担任に聞けば、学校では職員室に来て時々泣いていたというではありませんか。情緒面はあまりよくありませんでしたが、半年も経つとよく笑うようになり、3年経った今では私と友達のような親子関係になっています。今思えば、離婚当初は私も不安でしたので、それが子供に伝わっていたのかもしれません。
子持ち離婚をしたら、ほとんどのママが仕事をすると思うので、家事・仕事・子育て全てママにのしかかってきます。本当に時間なんてあるの?と思う人も多いと思いますが、実は意外と取ることができるのです。
たしかに忙しくて1日なんてあっという間に過ぎてしまいますが、子供が寝た後にゆっくりお風呂につかったり、本を読んだり自分だけの時間を作ることができるということは、たとえ短時間でも心にとっては大きな癒しの時間となります。
子供が小さいうちは、自分の時間を少ししか取れないかもしれませんが、子供が大きくなるにつれ段々とママの気持ちの余裕も出てくるため、時間を上手に使うことができるようになりますよ。
すぐにでも離婚したい気持ちはわかりますが、離婚を考えたらまずは計画をたてましょう。離婚時に必要なのはお金と住居です。当たり前ですが、お金がないことには先には進めません。しかし、子供は待ってはくれません、すぐに成長しますし、成長した分食費や学費など想定外にお金がかかってきます。
離婚後3年経ち、娘たちは高校生になりました。部活も忙しくなり遠征費も含め部活だけで年間30万以上の出費があります。修学旅行費は8~10万、模試の代金5,000円が10回…小学生の頃とは出費額の桁が変わってきて、困惑しています。
手取り20万では正直足りません。(児童扶養手当支給停止なので、助成も頼りにできません)現在、大学資金を貯めることで精一杯ですが、それすらもままならない状態であり、子供を大学に行かせることができないかもしれないと不安になる毎日です。子供たちもギリギリな生活なんだとうすうす感じているようで、気を使わせることもあります。
子供が小さいうちは、シングルマザーでもお金をためるチャンスだと思います。子供が大きくなった時のことまで考えて、無理せず計画的に子持ち離婚することをおすすめします。
また、手取り10万ほどで子持ち離婚は無謀ですので、そういう人は実家を頼ったり行政を頼ったりする必要が出てくるでしょう。離婚するからには、子供を幸せにして自分も幸せになる。そんな覚悟が必要になってきます。
離婚して幸せだなあと感じたことを3つご紹介します。
子供に「ママ明るくなったね、そんな冗談いう人だったんだね」と言われたことがあります。夫と生活していた頃は顔の血色も悪く、ストレスからいつもイライラしていたのですが、離婚してからほとんどイライラしなくなり、心から笑うことができるようになりました。
ママがニコニコしていれば、子供にも笑顔が増えます。「離婚は子供がかわいそう」といいながらいつも喧嘩しているくらいなら、離婚してしまったほうが子供のためになるというのはこのことなのだなあとわかりました。
夫を怒らせないように気を使って生活する毎日は、とても苦痛でした。自分の人生を大事にする時間が全くなかったので、何のために生きているのか見失うこともありました。離婚してこの苦痛から開放され、心の負担が減りました。子供たちも父親の顔色をうかがって生活していたので、気持ち的に楽になったようです。
いくら幸せを感じる機会が増えたとはいえ、離婚は離婚です。その事実は消せません。中には心無いことを言ってくる人もいます。以前の私なら落ち込んでいたでしょうが、今の私はそんなことを言ってくるようなつまらない人間は私には必要ないよ、と言い切ることができます。いい意味でスルースキルがついたと思います。
そんなひとに構っていちいち落ち込んでいる時間がもったいないんですよね。
結婚生活がつらいという人が今後幸せな人生を送りたいのであれば、子持ち離婚をおすすめします。家計が多少苦しくても子供の笑顔があれば、毎日頑張ることができます。一人で子供を育てていくにはそれ相当の覚悟が必要ですが、離婚が子供のためになる事例もあるということも、頭の片隅に置いておいてくださいね。