男の子2人の母、2017年に離婚。新米シングルマザーです。離婚を機に子供の教育資金や老後のことを真剣に考えながらも、自由になった生活を楽しみながら新しいことにチャレンジしています。
私が離婚した当時、貯金はほとんどなく「万が一多額なお金が必要になった時、どうしたらよいのか」と真剣に悩みました。そんな悩みと同時に、他のシングルマザー世帯は、毎月どんな風に生活費をやりくりしているのか参考にしたいと思い、いろいろ情報を探していたことを思い出します。あれから約1年が経過し、息子2人との生活にも慣れ、家計も毎月何にいくら必要かを把握できるようになり、生活も安定してきました。安定してきたからこそ、我が家の家計簿を公開し、少しでも同じ悩みを抱えるシングルマザーの方のお役に立てれば嬉しいです。
私は、離婚前から勤めている職場で正社員として働いているため、毎月安定した収入があります。その他にも副業、児童扶養手当、児童手当、就学援助費、高等職業訓練促進給付金の援助を受けています。養育費は、調停離婚で正式に金額も決まっているのですが、元夫が無職となったこともあり、現在は養育費をもらうことができません。今後、もらえるようになると月7万円収入が増えることになりますが、今回は現在の収入をみていきます。
私は離婚前から勤めている職場で正社員として働いています。
年収は320万円。毎月の手取り金額は18万5000円です。その他、年に2回夏と冬に賞与が支給されます。
正社員としての毎月の給料だけでは生活が苦しいため、副業として「在宅Webライター」をしています。
毎日約2時間程度仕事をしていますが、自分で仕事を見つける必要があるため、毎月の収入はばらつきがあります。
ここ3カ月の月収は平均1万3000円くらいです。
この手当は世帯収入の上限はありますが、ひとり親や低収入世帯などに関係なく支給されています。
次男が中学生なので、1カ月1万円の支給があります。毎月振り込まれる手当ではありませんが、この手当はとてもありがたいです。
ひとり親世帯が対象となっている手当です。この手当も扶養人数や年収によって細かく支給額が計算されます。我が家は扶養人数が2人、私の前年度の年収が副業の収入も含めて325万円なので、毎月の支給額は約3万2000円です。この手当も毎月振り込まれる手当ではありませんが、かなり大きな金額となります。
ひとり親に限らず低所得世帯を対象とした手当です。この手当は、小学校、中学校に通う子供がいる世帯が対象となっているため、次男の中学校の給食費が全額、学用品の一部が償還払いされ学期ごとに計算され振り込まれます。実質、給食費は無料となります。1カ月分の平均支給額は約6千円です。
現在、この高等職業訓練促進給付金を申請し、国家資格である「精神保健福祉士」を目指し、大学の通信学部に通っています。そのため、毎月7万500円を支給してもらっています。この給付金は、毎月振り込まれるため我が家にはかなり大きな収入となっています。しかし、これは大学在学期間である2年間(最長3年間)の支給であるため、私の場合はあと1年となります。
毎月の収入としては、シングルマザー世帯の中では多いのではないかと感じています。
しかし、毎月の収入は期間限定のものが多いため、手当や給付金が受けられなくなった時にどうするかを考えておかなければいけません。
そのためには、日頃からの節約が大切になります。子供が中学生以上になるとお金がかかると知人から聞いていた通り、食費や教育費にお金がかかることを実感しています。
では、我が家の家計簿を大公開します。
こうして自分で家計簿を改めて見ると、見直さなくてはいけないところがたくさんあると思います。
しかし、頑張っているなと少し自分をほめてあげたい部分もあります。
収入の中で、あと1年で支給がなくなるものがあります。
それは、児童手当、就学援助、高等職業訓練促進給付金の3つ。
児童手当と就学援助は15歳まで、高等職業訓練促進給付金は私の場合は2年で大学を卒業するため、あと1年です。
つまり、あと1年後には1カ月で8万6,500円の収入が減ってしまうことになります。
この金額が支給されなくなると同時に、次男の高校の費用が必要となります。これまで中学校は、就学援助で給食費などは無料だったのですが、高校での援助は授業料の免除のみとなるため、大幅な見直しが必要です。
食費は、高校生と中学生のスポーツをしている息子がいることを考えるとかなり節約はできていると感じます。
お米、野菜、肉、魚とかなりの量が必要なのですが、毎日長男と私のお昼はお弁当を作り、不必要な外食は控えています。
また、子供も協力してくれており、長男は友達と食事に行く際も基本的に1カ月5000円のお小遣いから支払ってくれています。子供たちに「おなかいっぱい食べさせてあげたい」というのが私のモットー。節約はしますが、量は減らさず毎日工夫をしています。
見直しが早急に必要なことをあらためて感じています。
ファイナンシャルプランナーの方が、この家計簿を見たら突っ込みどころ満載なのでは?
1年後に慌てることのないように、今から自分で家計見直しを行います。
◯携帯代
携帯代は以前から見直しが必要だと感じていました。私は20年以上、同じキャリアの携帯を持っていることもあり、息子たちも同じキャリアのものを所有しています。
ニュースでは大手キャリアの携帯代が安くなると報道されていましたが、それを待つべきか。それとも、すぐに格安スマホに乗り換えるべきか、一度窓口に相談に行ってみようと思います。
◯ガソリン代
私の住む地域は車がないと生活がかなり不便です。そのため、高齢者の方も運転をしています。
しかし、車にかかる経費は、ガソリン代、タイヤ代、オイル交換、保険代、車検代、税金など多額です。
その中でも自分で節約が可能な項目はガソリン代。私は毎日通勤や買い物、子供の部活の送迎などがあり、かなりの走行距離になります。1年で約2万キロ弱。さすがに友達にも走りすぎと言われたり、車検に出しても驚かれることがあります。
効率よく運転をすることと、家から歩いて行ける範囲は車を使わないなどの節約が必要です。
◯自分のお小遣い
化粧品、衣服費、友人との交際費も含まれています。早急に金額を減らさなければいけないレベルだと感じています。
次男が高校受験を1年後に控えていることもあり、子供自身が塾に行きたいと話しているため自分のお小遣いを減らして、少しでも塾費用に充てたいと思います。
毎月もらえている手当や給付金をありがたいと思っていますが、もちろんこれは当たり前ではありません。
児童手当もそうですが、児童扶養手当も期限や収入による制限があります。
今の収入がいつまでも続く当たり前のものと考えず、定期的に将来のことを見据えた家計管理が必要だと強く感じています。
みなさんも、子供が大きくなるとお金が必要になります。そうした時に慌てないように、定期的に見直しをして安定した生活をおくっていきましょう。