3年前にモラハラ男と調停を経てようやく離婚。 高校生の娘たちの母親&父親役。 副業をしながら月の収入30万を目指すために日々勉強中。 毎日楽しく笑顔で過ごすのがモットーです。
シングルマザーが賃貸で快適に暮らすためには、お金の確保はもちろんのこと、職場までの距離や保育園・学校などの学区、公共交通機関、スーパーなどの周辺環境も重要ですし、部屋の間取り、住みやすさなども賃貸契約前にしっかりチェックする必要があります。
子供と少しでも長く楽しい時間を過ごすためにも、できるだけ不要なストレスは減らしたいですよね。どこに重点(お金をかける)を置くか?どこをあきらめるか?は各家庭で違いますので、焦らずじっくり考えて居心地のよい賃貸暮らしを手に入れましょう。
子供の人数によって部屋の広さや部屋の数を決めていきましょう。いずれ再婚や実家暮らしを考えているのであれば、最低限の部屋数(例えば母と未就学児1人なら1LDK~2DKなど)で、家賃が安いところで良いと思います。子供が小さいときはまず生活を安定させ、なるべく預金を増やすことに心血を注いだほうが、その後がラクです。
長年暮らす予定であれば、子供が大きくなることを考えなくてはいけません。特に中学生、高校生ともなると子供1人に1部屋、もしくは大きめの部屋を2分割して2部屋のように使わせるなど、子供にもプライベートの空間を作ってあげたいものです。
私の経験上、高校生は小・中よりも桁違いにお金がかかりますので、その時期に引越しをするのは現実的ではないと思います。私は、離婚時2人の中学生の娘を連れていましたので、2LDKのアパートを借りました。部屋2つは子供部屋としてそれぞれに使わせています。それぞれにベッドと机とタンスだけ買い(次女の部屋にある備え付けのクローゼットは、母と次女で共有しています)、それぞれの部屋で過ごすようにしています。
母は、リビングの片隅で布団を敷いて寝ています。「えーっ」と思われるかもしれませんが、私の睡眠は1時~5時ですし、高校生ともなると、学校と部活で家にいる時間は少なく、21時ごろ帰宅して夕飯を食べお風呂に入り就寝で、朝は7時前に出て行きますので、リビングに寝ても特に不便な事はありません。(布団の上げ下ろしをせず、寝心地の良いベッドで寝たいですが…笑)
もし隣や上の階の物音が気になる、部屋数は多いほうがよいという人は、一戸建ての賃貸物件などを探しましょう。また、友達を家に呼びたいという人も一戸建てや2階建てアパートなどをおすすめします。うちの子供たちは「家に友達呼びたいけど、狭くて恥ずかしいからいや」と言っています。それが正直な意見だと思います。私自身も、友達を家に招く気にはなりません。
家賃の相場は収入の30%までといわれています。しかし、それは一般的な(年収400万以上)家庭での話です。シングルマザーは貯金することも考え、25%までで探したほうが良いでしょう。
・手取り15万の場合→37,500円(25%)・45,000円(30%)
・手取り20万の場合→50,000円(25%)・60,000(30%)
私は手取り20万+養育費4万円で、家賃は55000円です。児童扶養手当は停止中です。
子供が中学生のうちは家賃55000円でもなんとか貯金できていましたが、高校生になると部活や学校にかかる費用が桁違いなので、貯金は一切できていません。家賃の安いところへ引越しも考えましたが、子供たちの大学進学もあるので引越しの為に数十万ものお金を使うのはためらわれ、そのまま引越せずにいます。
無理のない家賃で計画を立ててみてくださいね。
1階は家賃が安いことが多いです。2階以上に住みたい人が70%以上というデータもありますが、シングルマザーには1階をおすすめします。1階は防犯面で心配だという人も多いかもしれませんが、1階のほうが荷物を運びやすい、何かあったときに逃げやすい、不審な人物が訪れきても近所の人がそれを目撃する機会が多い、子供が部屋で騒いだり足音を立てても階下に人がいないので、騒音トラブルになりにくいなどメリットのほうが多いのです。
また、1階はあまり人気が無いため穴場の物件が見つかることもあります。賃貸探しをしているときに1階も検索条件に入れると、Hit数が上がりますのでぜひ試してみてくださいね。
周辺環境とは、近くにスーパーやドラッグストア、コンビニがあるかどうか、小児科や内科などがあるか、学校や駅(公共交通機関)は徒歩圏内かなどです。
特に通学路は必ずチェックしたいですね。スーパーなどは自家用車があれば良いのですが、無い場合は、夜中に子供に何かあったときなどにコンビニや24時間営業のスーパーが近所にあるととても助かります。また、子供が小さい場合は近くに公園や児童館などがあると便利です。
シングルマザーは防犯面も考えましょう。賃貸物件の近くに茂みや空き家はないか?川や用水路など心配な場所はないか?可能であれば、実際に賃貸物件の周辺を歩いてチェックしたほうが良いでしょう。シングルマザーの場合、子供だけで留守番をする機会が増えがちですので、ぜひ周辺チェックは念入りに行ってくださいね。
どうせ引っ越すなら部屋のインテリアにはこだわりたいところですが、あまり贅沢もいっていられません。毎日過ごす場所ですから、こだわりたい人はこだわっても良いと思いますが、無理のない範囲で計画的にそろえていきましょう。
狭くても快適に暮らせる方法はたくさんあります。部屋の間取りや住む場所が決まったら、想像力を働かせてしっかり計画を立てましょうま。賃貸でも快適に暮らせる方法を3選ご紹介します。
狭い部屋では、できれば背の高い家具は置きたくありませんが(部屋が狭くみえる)、リビングに入ったときにちょうど背になるほう(ドアの横・真っ先に視界に入らないところ)に背の高いメイン収納を作るのがおすすめです。
学校のプリントなどはもちろん、TVボードやその他必要なものはほぼこのメイン収納に収めるようにします。逆に言えば、「ここに収まらないものは置かない」と決めると、ものが増えて散らかるということが減り片付けもしやすくなります。
子供が小さい人は、手の届くところにはものが置けないと思いますので、その点でも問題ないかと思います。文房具や本、雑誌など散らかりがちなものをまとめて置くと良いでしょう。おもちゃなどは子供用に別コーナーを設けても良いですね。
キッチン収納は、すっきり見せたいのであればできるだけものを外に出さないようにしたいところですが、気が付くと調味料やキッチンツールがごろごろ…。アパートだと収納も少ないため、工夫が必要ですね。私はキッチンが狭かったので食器棚を買いませんでした。食器を必要最低限だけそろえ、シンク下の空きスペースに置いています。洗う量も減るので、食器洗浄器も不要です。
炊飯器・レンジ・オーブントースターは専用の収納棚を購入し、縦型にまとめました。一番下のスペースには米やパスタ、麦茶パック、コーヒー、紅茶などをお気に入りの収納Boxに移し変えて配置しています。
近くにスーパーなどがあれば、買いだめする必要もありませんので、ストックで収納があふれかえるなんてこともありません。
狭い部屋が散らかる原因のほとんどは、衣類と子供の所有物だと思います。
クローゼットには、シーズンオフのものや暖房器具や扇風機など季節のものをしまいます。突っ張り棒などを使い、なるべく収納できる量を増やしましょう。
我が家は洗濯物を脱衣所に干しています。(花粉症やハウスダスト、アトピーがひどいので外干しができません)布団乾燥機に取り付けることができる衣類乾燥カバーなどを利用すれば、靴や厚手の衣類が3~4時間もあれば乾燥できます。脱衣所にも突っ張り棒を置き、できるだけ多く洗濯物を干せるようにしています。
サイズアウトの服や時期が過ぎたおもちゃなどは、フリマアプリやリサイクルショップで販売してしまいましょう。本や雑誌、DVDなどを増やしたくない人はレンタルや図書館がおすすめです。マンガなどは特にかさばり収納にも困りますので、特にこだわりが無い方はレンタル、もしくは図書館で借りてくるのも良いですね。おもちゃのレンタルもありますので、そういったサービスを活用するのも良いでしょう。
基本的にはものを増やさず、家具を極力減らすことで、移動や掃除がラクになります。男手がないので、できるだけ自分で動かせるようなものをそろえる工夫をすることがポイントです。
家具の色を統一するだけでも、部屋の雰囲気はがらりと変わります。カーテンの色もできるだけ景観を邪魔しないようなシンプルなものにしましょう。また部屋の中央にはものを置かないようにすると、部屋が広く感じます。我が家は雪国ですが、コタツは置きません。みんなそこに集まってしまって周囲が散らかるのは目に見えているからです。
狭いのは嫌ですが、狭いなりにメリットは多いと思います。掃除がラク、片付けるものがだいたい決まっている、誰が何をしているのかだいたいわかり会話は必然的に増えます。賃貸ってどうなのかなあ?と不安だった方はぜひ検討してみてくださいね。
シングルマザーが賃貸で快適に暮らすためのコツをご紹介しましたが、いかがでしたか?女手ひとつで子供を育て、賃貸で家賃を払い続けることは不安ですよね。できるだけ不要なストレスを減らし、子供と少しでも多くの楽しい時間を過ごすためにも、今回ご紹介したようなポイントをひとつひとつクリアしてよい物件を見つけていきましょう。焦らずじっくり考えて居心地のよい賃貸暮らしを手に入れましょう。