29歳のときに夫のDVが原因で離婚し、当時3歳だった子供と2人の生活がスタート。今は一般企業で事務の仕事をする傍ら、副業でライターの仕事もしています。
この記事を読んでいるあなたは、「私の夫って、ちょっと変かも?」「ときどき彼のことが怖くなる」と思ったことはありませんか?
私は29歳のときに夫のDVが原因で離婚しました。離婚原因を友人に話すと、「付き合っているときに気づけなかったの?」とよく聞かれます。正直言うと、全く兆候がなかったわけではありません。"そういえば、あの時のアレって・・・" "あの時も、あんなこと言ってたな・・・"と、思い当たる節がチラホラ。
もしあなたの彼氏や旦那さんがDV男の特徴に当てはまるのであれば、関係を見直したほうがいいかもしれません。
▼私がDV夫と離婚するまでのエピソードはこちら
「彼って、DV男なのかもしれない」と薄々きづいていたとしても、愛されている証拠だと目をそらしてしまうことがあります。でも、DV夫と離婚した私だから言えることがあります。それは、DVを受けている自分から目をそらしてはいけないということ。そのDVがエスカレートしたら?子供や周りの人にまで危害が及んだら?もうあなた一人の問題ではなくなります。DV男と決別するためには、今自分が置かれている状況を冷静に判断することが第一です。
私の元夫を例に、DV男の特徴をみていきましょう。
・束縛がつよい
・自分からは謝らない
・信用せずに、すぐ疑う
・外面がいい
・子供をたくさん欲しがる
・他人に対する態度が大きい
DV男は彼女や妻の行動を把握したがります。自分の目の届く範囲に置いておかないと不安なのです。
そのため、彼女や妻が出かける際には、「いつ」「どこに」「誰と」「何を」しにいくのか、「何時に」帰ってくるのかと細かく確認します。もし一緒に行く相手に男性が一人でも混じっていようものなら論外。外出を認めてくれないでしょう。
私の場合は、相手が男性だろうと女性だろうと、基本的に夫以外の人間と外出することを許されていませんでした。自分の知らないところで私が何かをしている、ということが許せなかったようです。
当時まだ若かった私は、この夫の束縛を「かわいい」「愛されている」と思っていたので、まさに恋は盲目です。
DV男は「自分は正しい」と思っています。そのため、意見の食い違いが生じた場合は「間違っているのは相手」だと思い、自分から謝ることはありません。
私は結婚時に夫からこんなルールを提示されました。
「もし夫婦でケンカが生じたとき、まずお前から謝るように。それが夫婦円満の秘訣だ。」
さすがの私も違和感を感じ反論しましたが、逆ギレされ話が流れたのを覚えています。「お前は頭がおかしい」「本当にお前はわからないヤツだな」反論する相手を言葉の暴力で抑えつけ、何も言えないようにするのもDV男の特徴です。
DV男は自分に自信がありません。彼女や妻が異性と少しでも関係をもつようなことがあれば、「あいつのことが好きなのか?」「どういう関係なんだ?」と疑いの目を向けます。
こちらがどんなに「大丈夫だ」と言ったとしても、確固たる証拠が出るまで疑い続けます。
私の夫は毎日のように私のメールを確認していました。それも私が寝た後、電気が消えた寝室で。初めて夫が私の携帯をチェックしていることに気づいた時は恐怖を感じました。寝ている私の横で私の携帯を開き、メールや電話帳の隅から隅まで確認している夫の姿は今でも覚えています。
DV男が厄介なのは、外面がいいということ。「奥さん想いでいい旦那さんね」なんて周りから言われるものだから、誰にも相談できなくなってしまうのです。
「こんなに大切にされているのに不満をもつなんて、私が悪いのだろうか?」こうやってどんどん自己肯定感が下がっていってしまいます。
でも忘れてはいけません。外で見せる姿はあくまでも仮の姿。あなた自身にストレスや恐怖を与えているのであれば、それは良いパートナーとは言えません。
子供がたくさんいてにぎやかなのは素敵なことですが、子供の人数にこだわる男には注意が必要です。
これまでにも述べてきたように、DV男は自分に自信がないため、彼女や妻を自分の支配下に置いておきたがります。そして、女性の浮気を防ぐために彼らがとる行動はセックスです。体の関係を頻繁に持つことで、他の男性のところに行かないようにしているのです。
またDV男は女性の都合は気にしないので、避妊にも非協力的です。むしろ女性が妊娠すれば「自分の支配下」に置いておけるので好都合。
もちろん自分勝手な性的欲求もれっきとしたDVです。
DV男は自分の中にあるルールに厳しいため、それに反する人がいた場合は容赦なく責めます。
例えば、外出先の飲食店で店員さんが注文を間違えるようなことがあった場合、「店長を呼んでこい」「誠心誠意の謝罪をしろ」と人目もはばからず相手を攻撃します。
私も幾度となく、そのような場面に遭遇したことがありますが、夫を冷静になるように諭すことなんて到底ムリでした。
夫と一緒にいた時期は、夫の支配下で何年も生活していたため麻痺していた私。「これが普通の夫婦の形なんだ」と洗脳されていました。
でも夫と離婚し、晴れて子供と二人の生活を手にいれた時に感じたのは「安心」という価値。安心して暮らせる場所があるなら、他には何もいらないとさえ思えました。
若いときは結婚相手にいろんな条件を求めていましたが、今私が求めるのは「一緒にいて安心できること」のたった一つです。これがない関係は長く続かないと思います。