約3年間ほどの結婚生活で離婚をし、子供と7年間2人で暮らしました。その後縁あって今の夫と再婚しました。モットーは「何事も何とかなる」です。
シングルマザーになると、ひとりぼっちだと感じることが多く、孤独感が生じることがよくあります。頼れる相手もいない、相談できる相手もおらず、家族と一緒に暮らしていない場合などは特に、孤独を感じながらも一人で我慢するしかない状況も多いでしょう。
「こういった時シングルマザーだからこそ寂しい」と感じる瞬間が誰にでもあるのではないでしょうか。今回はさまざまな寂しいと感じてしまう時とそう感じた時の対処法についてご紹介します。
結婚していてもしていなくても、人間誰でも寂しいと感じる時はあります。しかし、感じる寂しさにも種類があります。結婚していて感じる寂しさとは別に、シングルマザーだからこそ感じてしまう寂しさがあります。その特有の寂しさはどんな時に起こるのでしょうか。父親がいれば感じないであろうシングルマザーの誰もが「あるある」と感じてしまう寂しさにはどういったものがあるのかみていきましょう。
シングルマザーになって寂しいと感じるのは、子供の運動会を一人で応援する時です。地域によって異なりますが、地域ごとまたは自由席でもテントの中に席を取って、一人でポツンと応援しなければなりません。夫がいる人は夫と二人で子供に声を掛けたりしますが、一人だと気後れしたり疎外感を感じたりして、なかなか声掛けもできません。
昼食も子供と二人で静かに食べたり、学校によっては子供が教室で食べるので一人で黙々と食べたりになります。出来る限り子供に寂しい思いはさせたくないと、お弁当は豪華なものを作り、子供の演目を褒めたりしますが、自分の心の中の寂しさはぬぐいきれません。
何かの記念日だけでなく、給料が入ったり仕事の繁忙期などに食事が外食になることもあります。ファミリーレストランなどに行った時に、多くの家族連れを見かけます。そういった時に、シングルマザーは寂しいという気持ちになったりします。
他のテーブルでお父さんが子供のお世話をしているのを見ると、子供に申し訳ない気持ちが芽生えてしまうこともあります。2人しかいない分、たくさん話はできるのですが、子供が大人しい性格であれば、会話をあまりすることなく静かに食事をするようになってしまいます。そういった場合は周囲が騒がしければ騒がしいほど、寂しさが募るかもしれません。
休日や大型連休に子供をイベントや遊園地などに連れて行く時も、シングルマザーは寂しい気持ちになりやすいです。イベントや遊園地と言えば、ファミリー連れが多いのが特徴です。父親が肩車をしてあげたり、一緒にイベントに参加したり、または乗り物に乗ったりします。そんな状況で乗り物が苦手な母親であったりすれば子供が乗ることができる乗り物が少なくなります。そういった瞬間に「父親がいればよかったかな」と子供に申し訳なく思ってしまいます。
実際にシングルマザー一人だとそういった所でグイグイ行ける人も少ないでしょうし、子供が心から楽しめたかどうか不安にもなってしまいます。楽しむために子供を連れて行ってあげても、寂しさばかりが心にまとわりついたりします。
それでは、シングルマザーだからこそ寂しいと感じてしまう時、どのように対処すればいいのでしょうか。母親が寂しいと感じる以上、子供にも何らかのネガティブな感情が伝わってしまう可能性があります。そうならないためにも、自分の寂しい気持ちをコントロールして子供にわからないようにしなければなりません。母親がいるだけで楽しいから大丈夫と思わせてあげるのが、母親としてのつとめです。そういった家になるために、寂しさを感じる時の対処法を紹介します。
イベントや学校行事などがある場合、親(子供から見た祖父母)、兄弟(子供から見た叔父叔母)などの身内がいれば、大勢呼ぶようにしてみましょう。自分の寂しい気持ちが和らぐだけでなく、子供も非常に喜びます。運動会などでしたら、おばあちゃんやおじいちゃんに見てもらえると、一段と気合も入るでしょう。声援も一緒に大きな声で送っても恥ずかしさを感じなくて済みます。
お昼を食べる際も、一緒にわいわいと騒ぎながら食事ができ、子供にとってもシングルマザーである自分にとっても美味しい昼食になるはずです。身内をたくさん誘い合って運動会に行ってみましょう。きっと身内も協力してくれます。
遊園地や動物園や水族館、テーマパークなどのお出かけは、友達家族を誘ってみるのもいいでしょう。保育園や幼稚園、小学校で仲良くしている子供の友達やママ友達などと一緒に行けば、テンションも上がります。友達と一緒だと子供だけではなく自分自身も楽しくなり、ストレスの解消にもなるでしょう。
子供を楽しくさせるだけではなく、シングルマザーである自分も楽しむことは決して悪いことではありません。子供から目を離さないようにしながら、ママ友達と軽口を叩いたりバカな話をしたりして気分転換も図ることができます。友達と共に外出を楽しみましょう。
誘う相手がいない、予定が合わないなどで2人で過ごさなければならない時は、寂しさなど振り切れるほど2人で楽しむようにしましょう。公園に昼間行けば父親連れの子供がいるなどの場合は、朝早くに行っておもいきり遊び回りましょう。朝早くであれば人も家族連れもそうそういないので、好きな遊具を好きなだけ使うことができます。
また遊園地なども朝であれば人も少なく遊びやすいかもしれません。そういった所に行って子供といろいろな乗り物にチャレンジしてみましょう。休みの日まで精一杯になるのは大変ですが、子供と2人で楽しく過ごせば寂しさもどこかに行ってしまいます。
自分の体調や季節によっては、シングルマザーは寂しいと感じることばかりかもしれません。しかし、自分以上に子供は寂しさを感じているかもしれないとも考えてみましょう。毎日仕事に行っている母親を待つ子供、なかなか休日も遊びに行けないけれど文句を言えない子供のために、寂しい気持ちを吹き飛ばすような明るい顔を見せられる母親になれるように頑張りましょう。
シングルマザーになる時に寂しいのは承知したはずです。覚悟をしたはずです。寂しいと感じる時こそ踏ん張りどきです。寂しいと感じないような工夫をいろいろと考えて試してみましょう。まずは何より子供と一緒に笑顔でいることが、寂しさを吹き飛ばす一番のものです。素敵な笑顔で頑張ってみて下さい。