私が31歳の頃、8歳年下の元夫と恋愛結婚をするも、元夫の度重なる浮気が原因で、結婚6年目で離婚を決意。子供第一主義で、子供が成人するまでは再婚するつもりはなかったが、離婚してから5年後、息子と現在の夫両方から「家族になろう」とプロポーズされ、事実婚という形で再婚。3年たった今、わりと穏やかで幸せな生活をしている。
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子連れ再婚を考えた時に、子供に「これはやらない方がいいよ」と思う注意点を3つあげます。意外とやってしまっている方も多い気がします。
いきなり「新しいお父さんだよ」と紹介することはなくても、「お父さんになる人かも」と匂わせる発言や紹介をしていませんか?子供にとってはストレス以外の何ものでもありません。
「新しいパパと暮らしたいの。いい?」と聞いたら、優しい子供は笑って「いいよ」と言うでしょう。特に小さい子供は、母親に捨てられたら生きていくことができない、弱い立場でもあるからです。
あなただって、実の母親と同居していたとします。いきなり母親から「この人も一緒に暮らしていい?」と、知らないおじさん目の前に聞かれたら、ちょっと嫌ですよね?私は勘弁してよ、と思いますね。
再婚したい相手がいますか?であれば、「男友達」として会わせ、様子を見るのが良いと思います。
私も離婚しているので、うちの息子は父親不在でした。なので、習い事や体験教室では、男の先生と関わらせたり、自分の男友達にも会わす機会などありました。今の主人も、まったく恋愛感情のない男友達でした。ある日、子供の方から「結婚したら?」とすすめられたのが今の主人です。
再婚をしたいばかりに、子供に再婚相手のことをほめたりしていませんか?母親が再婚相手をほめる姿を見て、優しい子供は、何か思うことがあっても本当の気持ちを言いにくくなります。
それじゃなくても、シングルマザーとして必死で働いている母親の姿を見てきた子供です。大好きなお母さんを気遣い、遠慮して言いたいことが言えない環境かもしれません。
再婚を考えている相手のことを、ほめもしない、けなしもしないのがベストです。
子供が素直に、何でも安心して言える環境を作りましょう。「あなたをいちばんに愛している」という絶対的安心感をもたせてあげましょう。そうすることで、安心して心の声を打ち明けてくれるはずです。
「好きになった」「この人と一緒にいたい」と熱くなる気持ちも分かります。でも私は、再婚は「じんわり婚」で良いと思っています。
その理由は、子連れ再婚は自分と相手ふたりだけの結婚ではないからです。子供の名字はどうするか?子供を養子縁組にするか?子供に負担はないか?そして、子供の本当の気持ちや、相手を見極める時間も必要です。
もしあなたの中に、再婚を急ぐ理由があるとすればなんでしょうか?そこには再婚相手への何かしらの依存心はありませんか?寂しいから?経済的にラクになりたいから?そういった依存心があると、夫婦生活はうまくいきません。
じんわりと冷静に再婚を見据え、子供の状態を見る心のゆとりをもちたいですね。
養子縁組はせず、「事実婚」という形で子連れ再婚をしました。わりと幸せに生活をしている私が思う、子連れ再婚のメリットデメリットを伝えます。
シングルマザー1年目の頃は、毎日4時間ぐらいしか睡眠がとれませんでした。1年目に仕事を頑張ったおかげで、2年目からは経済的に余裕がでてきましたが、時間の余裕はなかったですね。
わたしは在宅で仕事をすることも多かったので、家事や子育て、学校のことなど、なかなか仕事がはかどらず、イライラしていた時期もありました。今は家事も子育ても半分を担ってくれる主人がいるおかげで、夜も仕事ができ、経済的にも精神的にもゆとりができました。
うちは男の子です。6歳頃までは母親の存在が必要ですが、小学校ぐらいは父親の存在、中学校以降は信頼できる同姓の大人の存在が必要です。
事実婚という形で子連れ再婚を決めたのは、息子が小学校3年生の時。主人は積極的に息子と関わってくれました。息子が男として成長していくお手本として、父親の存在は有難かったですね。
女性の私には分からない「男の子の気持ち」を代弁して教えてくれることもよくあり、再婚してよかったなと思いました。
シングルマザーだと、母親の価値観や趣味、興味の影響しか受けません。でも父親がいることで、あらたな価値観や趣味の影響を受けるので、子供の世界は広がります。
私は事実婚を選択したので、「改姓」のめんどくささ、負担はありませんでした。なぜ事実婚にしたのかというと、戸籍を一緒にすることに特にメリットを感じなかったからです。自分にも収入はあるので、主人の扶養に入るわけでもないし、親戚付き合いも好きではありませんしね。
でも、婚姻届を出すとなると名字を変えなければいけません。免許証や銀行、パスポートなど色々と手続きが大変です。
上記にも書いたとおり、私は事実婚を選択したので、改姓に伴う子供の心理的負担はありませんでした。
名字に由来するニックネームで呼ばれていたりすると、子供の友達も「これからの呼び方」に気をつかいます。それがきっかけでからかわれ、いじめになることもあるかもしれません。先生だって生徒を名字で呼ぶことがほとんどだと思います。授業中など「なんて呼べばいいか?」と先生も考えてしまいますよね。
他にもわずらわしいことはたくさんあります。養子縁組をして名字が変わることは、子供の心理的負担になると場合があります。事前にお子さんと話し合ってから決めましょう。
子連れ再婚で一緒に住むとなると、引越しという労力を使います。子供にいたっては、今まで仲良くしていた友達と別れて、転校しないといけない場合もあります。
うちの場合、主人が子供のことをいちばんに考えてくれるので、転校という負担はありませんでした。
子連れ再婚をして、わりと穏やかで幸せに暮らしています。そんな私が思う、幸せな子連れ再婚にする秘訣を書きます。
「こんな子連れの私と結婚してくれた」なんて思わないことです。ましてや「子連れでも結婚してあげた」と匂わせる男性はやめましょう。
母として子供をいちばんに考えている「私」を肯定してくれる男性でないと、うまくいかないと思います。それを嫌がる男性なら、再婚はきっぱりあきらめる、そんな母としての強さをもちましょう。
バツイチといいますが、離婚はバツでしょうか。離婚は失敗でもなく「学び」や「成長」です。でもそこで、学びがなく成長がなければ、また同じことの繰り返しになります。
夫婦関係がうまくいかない理由のひとつに「依存心」があります。かく言う私も、依存心の強い人間でした。
たくさんの稼ぎがあるわけでなくとも生活力をもつこと、ひとりでも楽しく生きられるたくましさがあること、そんな女性なら幸せな子連れ再婚になるはずです。
再婚する相手の見極めも非常に大切ですが、「この人!」と自分が選んだ相手なら、相手を信じることが大切です。今までの経験から強く思います。
かくいう私も、元夫を信じ切れていませんでした。相手を信じないで、不安になっている方が実はラクなのです。自分は成長しなくて良いからです。
あなたが選んだ相手を信じて、幸せな子連れ再婚にしてくださいね。
再婚相手と子供に毎日「ありがとう」という。いつも笑顔でいる。すごく当たり前のことですが、特別なことをやるよりも、こういった日々の積み重ねが大きな幸せになっていきます。
感謝や笑顔を忘れてしまわないためにどうするか?それは、毎日感謝を書く習慣をつけることや、笑顔の記録をつけることです。
あなたの幸せを願っています!
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