全く会話のない旦那さんと3年前に離婚しました。金銭的な面では大変ですが、精神的な面では楽になりました。シングルマザーが働きやすい職業や、生活における手抜きのコツ、子育てに関する記事など積極的に書いていきます!
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厚生労働省が行った「平成28年度全国ひとり親世帯等調査」の結果によると、シングルマザーの平均年収はおよそ243万円であることが分かりました。世間一般の家庭における平均年収がおよそ412万円といわれているので、その半分ちょっとしかない、ということが分かります。
出典:平成28年度 全国ひとり親世帯等調査の結果
シングルマザーの平均年収は低い傾向にあります。では、その収入において、生活費はどのように内訳されているのでしょうか。以下は、小学生の子供が1人いるシングルマザーの生活費と、父親がいる年収500万円程度の一般家庭との、1カ月におけるおおよその生活費を比べてみた表です。
あくまでもめやす金額ですが、シングルマザーの生活費は、一般家庭における平均のおよそ半分の金額で生活している状況です。とくに貯金額に関しては、シングルマザー家庭ではとても低いことが分かります。
出典:
ひとり親家庭の現状について
キャリアオタク「年収500万は手取り380万?税金・家賃・貯金・車・住宅ローンに仕事、結婚・独身事情まで」
このような違いを見ると、シングルマザーの生活費は足りずに、苦しい生活を強いられているイメージがあります。ただ、母親と子供といった単身世帯に比べて、母親の実家で同居しているシングルマザーの場合は、親からの援助が受けられることも多いので、多少生活費にも余裕があるでしょう。しかし、親と同居しているシングルマザーの場合、生活費の面において次のような悩みが聞かれます。
・親も生活に余裕がない
・子供だけでなく、親の介護の問題が出てくる
・生活費を援助してもらっている分、子育ての主導権を握られてしまう
・児童扶養手当のもらえる金額が減る
このように、親と同居したからといって、100%生活の悩みが解決するわけではありません。むしろ、家庭によっては親と同居したほうが生活費の負担が掛かるケースもあるのです。
ちなみに、私も子供2人を連れて実家で暮らしています。うちの実家は田舎にあるため、3人が転がり込んでも部屋はありました。しかし、老朽化した実家は壁が薄く、子供が騒ぐことで両親は眠れないこともあり、迷惑をかけています。今後家の老朽化がますます進めば、そのリフォーム代はどうするのかなど、先のことを考えると頭が痛いです。シングルマザーにとって、どのような状況であっても、生活費の悩みは尽きることがないでしょう。
シングルマザーが生活費を安定させるには、やはり収入を増やすことが大切です。しかし、子供を一人で育てているシングルマザーが収入を増やすのは、実際のところは難しいことのほうが多いといえます。そこで、今のベースの収入を変えることなく、シングルマザーが実践できる生活費を安定させる方法を考えていきましょう。
まず、シングルマザーが生活費の面で心配している点を見てみましょう。多く聞かれるのがこうした不安です。
・子供の教育資金が貯められない
・万が一自分に何かあって、働けなくなったときが不安
・レジャーや習い事など、子供へ十分なお金をかけてあげられない
ちなみに私がシングルマザーとして直面している悩みは、「成長するたびに必要な子供の雑費」です。上の子は中学生になったとたん、足が大きくなり、月に1度のペースで靴を買い替える必要がありました。友達との付き合いにも行きたいといわれ、カラオケ代の捻出も必要でした。収入が低いシングルマザーにとって、こうした悩みは切実なものです。すべての悩みを解決するには、宝くじに当たるようなことでもない限り難しいかもしれません。しかし、日々の生活を今一度見直し、お金の流れを把握することで、不安は少しずつ解消できることもあるでしょう。
多くのシングルマザーが悩むお金の問題として、「将来の貯蓄」があります。現在の生活費はなんとかなるにせよ、子供が大学に行きたいとなると、ある程度の貯蓄が必要になります。奨学金制度を使って大学に行ってもらうこともできますが、大学費用の全額を奨学金に頼るのは、子供の負担が重くなってしまします。
いま私たちにできることは、少額でも良いから「貯蓄」をすることです。貯金をするお金なんてない、という人もいるでしょう。私も人のことは言えません。しかし、仮に毎月千円貯金したら、年間1万2000円になり、10年間では12万円となります。12万円あれば、子供が大人になったときのスーツやカバンなどを一式買えるかもしれません。500円玉があったらまずは貯金箱に入れる、そんな気軽な気持ちから、まずは貯蓄に取り掛かってみましょう。
生活費に余裕がないシングルマザーにとって、普段の生活費を見直すことはとても重要です。ただ、普段は仕事や子育てで精いっぱいのため、しっかりと家計を見直す時間はないかもしれません。食費や光熱費などは普段から節約しても、なかなか貯金ができないこともあるでしょう。まずは、次のことをちょっと意識してみてはどうでしょうか。
・通信費の見直し(格安SIMからさらに格安にできるケースも)
・家賃を見直し、さらに安い場所へ引っ越す
・まずは貯蓄額を差し引いてから生活費にまわす
私自身が実践しているのは、「通信費の見直し」と「先取り貯金」です。通信費は家に光回線を導入するだけで月額6000円前後掛かるのが一般的です。そこで、スマホはもちろん、パソコンも格安SIMを利用し、思い切って光回線はやめました。しかし、最近の格安SIMは使えるギガ数も多く、全く支障ありません!我が家は、スマホ2台、パソコン2台の合計通信費でも7000円以内で収まっています。
そして、先取り貯金とは、給料などのお金が入った時点で貯蓄用の別口座に入れる方法です。いちいち口座を移すのも面倒なので、毎月自動積立を利用して、最低でも1万円は貯蓄に回すようにしています。こうすることで、手元にあるお金をつい使いすぎてしまうことが防げるのです。
仕事を増やさなくても、少しのコツで収入を増やすこともできます。例えば、
・クレジットカードのポイントを活用する
・フリマアプリなどを活用する
・「母子手当(児童扶養手当)」をなるべく貯金にまわす
・簡単な在宅ワークをする
といった方法です。シングルマザーにとってありがたい母子手当は、月額で受け取ることになります。なるべく母子手当は生活費にまわすだけでなく、いくらかは自動積立にして貯蓄するのがおすすめです。これにより、子供の学費として将来役立てることもできます。
そして、フリマアプリや在宅ワークは、私自身も生活費を稼ぐのにとても役立っています。フリマアプリは子供服などを売っていますが、「塵も積もれば山となる」といった具合に、毎月1万円ほど売り上げることもあり、子供服が特に売れます。そして、在宅ワークは「ポイント稼ぎ」がおすすめです。簡単なアンケートに答えるだけでどんどんポイントが貯まり、ちょっとしたランチ代などにも利用できます。スマホから簡単にできるものが多いので、まずはスキマ時間を使ってお小遣い稼ぎをしてみてはどうでしょうか。
最後に、生活費が少なくても、現状の生活に満足しているシングルマザーを紹介します。私の周りにはシングルマザーが多いのですが、あまりお金の愚痴をいわないシングルマザーには共通点があります。
・シングルマザーという立場をみじめと思わない
・困った時は助けを求められる
・いつも笑顔が多い
・仕事に誇りを持って頑張っている
・子供と小さな幸せを楽しんでいる
美容師であるシングルマザーの友人は、学校から帰ってきた娘を店のはじに置いて、お客さんに「すみませんね、1人で育てているもんですから。はじっこで宿題やらせてくださね」とニコニコしながら話しかけています。この時点で、彼女はシングルマザーを恥だと思わず、他人に協力を求め、笑顔で仕事に誇りを持って働いているのです。そのため、彼女を指名するお客さんは多く、みんな笑顔で彼女の子供に話しかけています。お金がなくても楽しく仕事をしてみんなに子供を育ててもらう、彼女の明るさや生き方は、いつも私に力を与えてくれます。
少ない生活費でも楽しくやりくりをするコツは、目の前にあるお金ばかりに気を取られず、日々の生活を前向きに生きることでしょう。たとえ生活費が少なくても、子供との平穏な生活があれば幸せという意識を持ち、笑顔を意識して生きていきたいものです。