3年前にモラハラ男と調停を経てようやく離婚。
高校生の娘たちの母親&父親役。
副業をしながら月の収入30万を目指すために日々勉強中。
毎日楽しく笑顔で過ごすのがモットーです。
シングルマザーは家計や子供の事など、生活のほとんどを自分一人で決断しなければならない場面が多いですよね。住居・生活費・仕事・子供のこと…プレッシャーがかかる責任の重い事ばかりです。もし親や親せきと同居しているママでも、子供を親に簡単に頼むわけにはいかないですし、私のように子供と母だけで貸家暮らしをしているような人も、今の生活を一人で背負っているという妙なプレッシャーに負けてしまいそうになります。
毎日忙しく目の前のことに集中しているときは、孤独は心の端っこのほうに追いやっていますが、気持ちがすこし緩んだ時にその孤独が表に出てくる感じがします。子供たちの寝顔を見ているとき、一日の業務をすべて終えコーヒーを沸かして一息つこうと思ったとき、TVを見ながらぼーっとしているときなど、そんなふとした瞬間にシングルマザーは孤独を感じることがあります。
職場ではあまり家族の話はしません。プライベートと仕事を分ける意味もありますし、仕事が普段の孤独を埋めているとも言えるので、あまり家の話をしたくないのです。また、学生時代からの友人は、それぞれに家庭を持っていて忙しそうで声をかけづらく、やや疎遠にも感じます。どんなに気ごころ知れた仲間でも、気を使ってなかなか誘えませんし愚痴れないですよね。学校行事でもぽつん、公園に行ってもぽつん、「あれ?私って独りぼっちかな?」と、涙が出てくることもあります。
シングルマザーに限らず、家族がいるからといってみんながみんな愚痴や悩みを聞いてくれるわけではありませんよね。私は一人っ子だったので、親の愛情はたっぷりもらっていたと思います。離婚してからも、時々実家に顔を出しては愚痴を聞いてもらっています。
しかし、実家とこういった関係になったのはつい最近のこと。実は結婚をしたあと元夫が実家に帰ることを許してくれなかったので、だんだん疎遠になってしまい、結婚生活14年間のうち、実家に子供と宿泊したことは1~2回しかなかったんですよね。当然実家でも元夫に不信感を抱いていましたが、私が「大丈夫、たまに帰るからごめんね」と元夫の擁護をしていたので、口を出せなかったようです。
離婚後は、実家から年に何回か野菜を届けてくれたり、子供たちにお小遣いをくれたりしますが、そのたびに父は私の体の心配をしてくれます。辛い時は頼っていいからなと言ってくれます。
実際に実家を頼ることはあまりありません。母にリウマチがあって体調があまりよくないからです。去年長女が入院・手術をした時には、次女のご飯などをお願いしたりもしましたが、基本的には子供たちと協力しながら何とか過ごしています。
友人たちも私の心の支えです。みんなそれぞれ家庭があるので、お互いに「忙しいだろうな」「今家族と団欒中だろうな」と思うと、連絡しづらいところもあります。1年も2年も会っていない友人もいます。
しかし、友人というのは多少離れていても、その関係は変わらないようです。1年ぶりにたまたま時間が合ってランチをしても、話し始めると一瞬で学生時代に戻ってしまいます。それはとても心地よい時間で、友人も同じことを思ったそうです。本当に信頼しあえる友人がいてよかったと思います。
しかしそうは言っても、友人とは頻繁に会えないという人も多いでしょう。実際シングルマザーになってから友人たちと縁が切れたという話はよく聞きます。そういった場合の対処法をご紹介します。
1.SNSなどで同じシングルマザーの友達をみつける
2.趣味に没頭する
3.孤独を楽しんでみる
リアル友達でも構いませんが、実際に顔を合わせると友達の境遇がうらやましくなってしまうこともあります。逆に相手に気を使われて嫌な気分になったなんて話もあります。そんな時はSNSなどで同じシングルマザーの仲間を見つけてみてはいかがでしょうか?日々悩んでいることや寂しい気持ちは、同じ境遇にいるシングルマザーのほうがわかってくれますし、経験者が悩みに対するアドバイスをくれるかもしれません。
一日のうち15分くらい参加してみるだけでも、孤独から開放されるきっかけになるかもしれませんよ。全然知らない人であれば、友人や家族に話せないような悩みでも話せるかもしれません。
趣味はありますか?私は編み物がとても好きで、シングルマザーになっても子供が寝静まってから30分ぐらい編むようにしています。離婚したばかりの頃、次女の学校でバザーがありました。一家庭一品出してくださいということでしたが、出せるものが無かったので、仕方なく昔作ったレース編みのコースターと編みぐるみを出したんです。
バザーのあと娘の友達のお母さんから、意外な言葉をかけてもらったんです。なんとそのお母さんも編み物が大好きで、自宅で編み物教室や編み物をしながらお茶を飲んだりしているというのです。「かおるさんも参加しませんか?もし良かったら編み物講師もやってくれませんか?」といわれたのです。
それから私の人生は面白いことになりました。大好きな編み物をしながらおしゃべりをしたり、作った作品をイベントで販売したり、そのママ友の知り合いのイベントプランナーさんが経営している雑貨屋に作ったものを置かせてほしいと声をかけられ委託販売までしたのです。一番初めに声をかけてくれたママ友と1年間だけ委託販売をしました。毎日忙しい上に編み物はとても大変でしたが、とても有意義な時間で充実した毎日を過ごせました。
たかが趣味と思っていたものでも、人生何があるかわからないものです。趣味のおかげで新たな友人の輪ができたことが、とてもうれしかったです。孤独な気持ちを忘れられるいい時間になりますよ。
シングルマザーになってから、1人の時間を楽しんだことありますか?1人になるといろいろ不安なことばかり考えてしまい、私は孤独なんだとどんどん落ち込んでいきます。孤独は決して寂しいことではありません。孤独だと感じた時、この1人の時間をどうやって楽しもう?という逆の発想をしてみるのです。もちろんすぐにはできません。いろいろ考えすぎて、余計孤独を感じてしまう結果になるかもしれません。
しかし、「1人の時間が楽」「今日は私の自由な時間が1時間もあった」そんな風に考えると、とても充実した時間に思えてきて、だんだん自分の時間を有意義に過ごせるようになります。孤独を感じにくい心になりますので、ぜひ試してみてくださいね。
シングルマザーの私は常に気を張っており、気持ちに余裕がありません。就寝時、暗い部屋でひとりでいると孤独や寂しさを感じますし、子供たちが遠征でいないときは寂しくて仕方ありません。しかし、そんな時に私の心の中には、どんな私でもいつでも励ましてくれる父親や母親がいますし、気心知れた友人もいます。SNSには頼りになるシングルマザーの先輩たちがたくさんいます。
離婚で心にふたをしてしまうシングルマザーもいますが、ほんの少しのきっかけでまた以前の明るいあなたに戻れることでしょう。一歩踏み出せば、1ヵ月後には違う人生が待っていますよ。ぜひ、1人で悩まず友人や家族、仲間を頼ってみてくださいね。