18歳で未婚出産したシングルマザー。私&娘の半分は、家族と友人達のありがた~いサポートによってできています。
生活費からどれくらいお金を浮かせて貯金に回すことができるか。シングルマザーになってからお金について考える機会がドッと増えました。両親と同居していることで抑えられる出費もあれば「そのくらい使っても罰は当たらないんじゃない?」と母親の一声で過度の出費をしてしまったり、結果トントンになることも少なくありません。平日は会社員として働いている私が、月の給料をどのように使っているのか、節約や貯金はしているのかお話しいたします。
現在高校3年生の娘が一人いる私の収入は、手取りでだいたい月18万円です。児童手当の支給が中学3年生で終わってしまったので、その分生活費が減ってしまいました。内訳は以下のとおりです。
家賃8万円のマンションに両親と同居していて、半分を支払っています。
エアコンを使う時期は電気代がアップしてしまうのですが、ここは親に甘えて常時1万円ポッキリにしてもらっています。
ありがたいことに両親も食費を出してくれるので使い切ることはほぼなく、ここから数千円は貯金に回せています。
娘と私のスマホ2台でこの金額です。
在宅でやっている副業がネット環境必須なのでWi-Fiを繋いでいます。
娘が通信講座をやっています。
洋服だけなら安く抑えられるのですが、靴と下着を新調する場合はどうしても高くなってしまいます。
私は3ヵ月に一度、娘は毎月通っています。
シャンプーやティッシュなどの日用品はこの中から出しています。両親への感謝の意味も込めて、雑費は全て支払うようにしています。
たまに娘と遊びに出かける時は、食事代を含めてこの金額内で楽しむようにしています。
以上が私の生活費内訳です。無駄遣いをしなければ親子ふたり十分に暮らしていけますが、子供が望む進路によっては全然足りません。家賃や通信費など金額が固定しているもの以外は出費にバラつきがありますが、多い時で月4万円ほど貯金ができます。
低収入だからといって、日頃からケチケチした振る舞いをしないよう心がけています。しかし、日常生活でどうしてもお金を渋ってしまう場面があります。
・ピアノかバイオリンを習いたいと言われた
金銭的に余裕がなくても子供がやりたがっていることはのびのびやらせてあげたいと思っていましたが、娘から「ピアノかバイオリン習っていい?」と言われた時は、まるで時間が止まったかのように固まってしまいました。ただ、話をよくよく聞いてみたら、なんでもいいから習い事がしてみたかったようで、近所のお習字教室で手を打ってもらえました。
・子連れ旅行に誘われた時
たまに子持ちの友人たちから「息抜きに旅行でも行こうよ」と誘いがあります。行きたい気持ちは山々ですが、出費を気にしながら過ごすのが目に見えているので、予定が合わないことを理由に断っています。
・所属部署での飲み会や親睦会
これがダントツで困ります。もちろんたまには必要な会合だと思いますが、ランチと違って1000円以下で済むことはまずありません。お酒を飲んでも飲まなくてもきっちり割り勘なので、頻繁に開催される場合はできるだけお断りするようにしています。
娘が中学3年生の時のこと。「4年制の大学へ行きたい」と申し出がありました。その時点での貯金額は約350万円。大学に進学させるにはまだまだ足りない額でした。生活費を削ったとしても限界があるので、節約もしつつ収入を増やす方法はないか考えました。まずはネットで仕事を探して片っ端から応募。娘が18歳になるまでに貯金額を500万円にすることを目標に、土日に在宅でできる副業を始めました。その甲斐あって、18歳の誕生日を迎える前に目標金額に達することができました。
貯金を増やすには、生活費をできるだけ削るか収入を増やすかの2択になりますが、個人的にどちらも挑戦して損はないと思います。まずは節約をして貯金に回すお金を生活費から捻出するため、私は以下のことをやってみました。
・野菜は直売所でまとめ買い
私たち親子は両親と同居しているので日々4人分の食材が必要になります。中でも消費量の多い野菜はスーパーでちょこちょこ買い足すことはせず、直売所へ行って「お得な価格」と「大容量」で売られているものをまとめ買いしています。
・食材を買ってから1週間分のメニューを決める
メニューを決めてから買い物に行った際に、少々高くてもレシピ上買わないといけない食材が出てきた経験はありませんか。それが普段あまり使わない調味料で、キッチンの隅で埃をかぶって捨ててしまったことが私は何度もあります。そういったロスを防ぐため、週末にスーパーと直売所へ行き、そのとき安く売っている物をまとめ買い。買った食材をテーブルに並べてメニューを考え、1週間分の献立表を作って冷蔵庫に貼ります。それを見ながら調理するようにしたところ無駄な買い物が減り、結果節約になりました。
・お出かけは遊園地より動物園や科学博物館
遊園地で1日過ごすとなると手痛い出費になるので、子供が小さい頃は入場料が安い動物園や科学博物館へ遊びに行っていました。小学校6年生まで無料、高校生以下無料などお財布に優しい施設もあり、お出かけしたいけど出費は抑えたい時には大変お世話になりました。
貯金する時に一番気を付けているのは無理なく楽しく貯めることです。貯金が義務になると常にお金と向き合うことになって、生活がしんどくなってしまいます。「いつの間にか貯まっていた」「こんなことでもけっこう貯まる」など、我が家ではお金と一歩距離を置いた貯金方法を実践しています。
・お財布の小銭を全部貯金
1日の終わりに、財布に入っている小銭を全て貯金箱に投入しています。金額は日によって数十円から数百円とまちまちで、空っぽの時もあります。娘が小学生の時からやり始めてかれこれ10年以上経ちますが、数十万円は貯まってそうです。
・チョコレート貯金
我が家では1袋にたくさん入っている徳用チョコレートを常備しているのですが、数年前から1個食べるごとに貯金箱へ50円入れる決まりになっています。お金を払って買った物にさらにお金を払う不思議なルール。実はこのルールの当初の目的は貯金ではなく、テレビを見ながら、作業をしながら、つい何個も食べてしまう私の「ながら食べ」を防止するために娘が考えたものでした。しかし、最初の1年で3万円近く貯まったことに味をしめて、今では貯金目的として正式採用されています。
・乗ったつもり貯金
娘と出かける時に、バスや電車を利用した方が楽だけれど歩いて行けなくもない距離は、頑張って歩くことにしています。大した運賃ではないので微々たる貯金ですが、歩きながら娘とゆっくり話ができるので続けています。
我が家の生活費はいかがでしたでしょうか?両親と同居していたり、わずかですが副業での収入もあるので、倒れるくらいギリギリの生活というわけではありません。しかし、贅沢できるお金はないので、今後も楽しくコツコツ節約と貯金に励みます。これを参考に、シングルマザーだからといって気負うことなく、無理のないやりくりを実践してみてください。あなたならきっと楽しくできるはずです!