シングルマザー歴4年目。子供が5歳と2歳の時に離婚しました。モットーは、人の気持ちを思いやること。自分にも子供にも言い聞かせています。
出産を経験し、子育てをしていると、女性は子供のことで頭も心もいっぱいになります。シングルマザーの私も、母親としての自分が8割以上を占めていて、普段、イチ女性としての感覚はどこかに置いてけぼりに。そんなシングルマザーとしての日々の中、時々自分の中に眠っている女性としての一面が蘇る瞬間があります。そんな時、「シングルマザーだけど、また恋愛できるかなぁ」と密かに乙女心を抱くことも。
そんな現役シングルマザーの私が恋愛したいと思うシチュエーション、恋愛したいけど躊躇う理由やシングルマザーの彼氏選びのポイントについてまとめてみました。シングルマザーで「恋愛したい!」と密かに乙女心を抱いている方は、ぜひ参考にしてみてください。
普段、シングルマザーとして仕事と子育てをするだけで精一杯で、恋愛のことを考える隙間がないのが実情です。それでも、あるふとした瞬間、「彼氏がほしいなぁ」と思う時があります。そんな現役シングルマザーである私が恋愛したいと思うシチュエーションをご紹介します。
1.友達と恋バナで盛り上がった時
シングルマザーの日常は、仕事と家事と子育ての繰り返し。恋愛のことなんてすっかり忘れてしまっている中、女性としての気持ちを蘇らせてもらえる瞬間があります。それは、友達と恋バナで盛り上がった時です。結婚している友達、独身の友達など様々ですが、恋バナをしていると、恋愛を謳歌している友達の姿に刺激されたり、恋愛していた頃の気持ちが蘇ってきてウキウキします。
恋愛から得られる幸福感は、女性にとって代わりの効かない特別な感情なのだということを身に染みて感じます。母親としてではない、1人の女としての気持ちが今の自分にもあるんだなぁと実感します。
2.子供が成長していく過程を実感する時
子育てをしていると、生活も気持ちも子供中心になりがちです。子育てに没頭している間はあまり感じませんが、子供の成長を実感する度、「いつかこの子達も独り立ちしていくんだなぁ」と我に返るのと同時に、子供が巣立った後の自分のことを想像することがあります。子供達から手が離れ、自分の自由な時間ができた時、一緒に笑い合えるパートナーがいたら幸せだろうなと、自分の人生や幸せについて考える瞬間です。
3.夫婦ラブラブな家庭を見かけた時
私が離婚したのは、当時、夫婦として健全で良好な関係を築くことができなかったことが原因です。離婚後、元夫とは親同士として協力し合っていますし、お互いを応援し合える関係になっているので、離婚したことを後悔することはありません。しかし、夫婦仲良しの家庭を見かけると、男女として良い関係を築く姿を子供に見せられないことに無念さを感じることがあります。
私は、離婚を経験していますが、恋愛や結婚は良いものだという思いは変わっていません。我が家の子供はまだ小さいですが、いつか子供にも良い恋愛を経験してほしいと思っています。その模範となる姿を間近で見せることができれば良いのになと、シングルマザーという状況で恋愛することの大きな意義を感じます。
4.子連れ再婚して幸せそうな家庭を見かけた時
恋愛したいと漠然と思っても、子供の気持ちを考えた時、新たな恋愛や再婚することを躊躇ってしまいがちです。しかし、知り合いや芸能人などが子連れ再婚をして、大人も子供もみんな幸せそうでイキイキしている姿を見かけると、「同じような境遇でも幸せな家庭を築くことができるんだ」と、勇気や希望が湧いてきます。
子供の負担やリスクを考え、自分の恋愛を躊躇ってしまう私ですが、彼らの姿はそんなネガティブな思いを跳ね除けて、いつもポジティブな考えに切り替えさせてくれる希望の存在です。
いざ恋愛してからのことを想像すると、リスクや苦労もありそう。イチ女性として「恋愛したい!」と思っても、シングルマザーという境遇だからこそ、なかなか踏み出せず躊躇ってしまいませんか?そこで、シングルマザーの私が、恋愛したくても躊躇う理由についてまとめてみました。
1.子供への影響
シングルマザーである方の多くが、子供の影響を考えて恋愛に踏み込めずにいるのではないでしょうか。実際に私もその内の1人です。「女である前に母親」という感覚が根強いため、仕事も家事も子育ても、全てが子供のためになるのに対して、自分の幸せのための恋愛をすることに罪悪感を感じてしまうのです。
ママが急に知らない男の人のほうを向くようになったら、子供はどう受け止めるのか、寂しい思いをさせてしまうのではないかと思うと、女心に自ら蓋をしてしまいます。
2.再婚のことまでリアルに考えられない
恋愛したいとは言っても、再婚することを繋げて考えてしまうと、躊躇ってしまうのが本音。子供の気持ちや、自分の子ではない子供と向き合うことになる相手の苦悩、また家や子供の学校のことも考えなければならないと思うと、安易に再婚を望むことはできません。また、再婚を前提に家族ぐるみでお付き合いをしても、お別れすることになってしまったら、子供を巻き込んで傷つけることになります。
このように、あらゆる方向への影響を考慮すると、シングルマザーの恋愛は、慎重にならざるを得ず、幸せと共に苦悩も付き物であることを自覚させられます。
3.恋愛と子育てが両立できるか不安
シングルマザーの日常は、仕事に家事に子育てに大忙し。自分の時間を意識的につくろうとしない限り、なかなか自由な時間を持つことができません。そんな日常が当たり前なシングルマザーにとって、この生活に更に恋愛というカテゴリーが入ってくるとなると、身も心もキャパオーバーになってしまうのではないかと懸念してしまいます。
「恋愛しても母親としての自覚は保ちたい」と思うからこそ、母親である自分と女性としての自分を上手く切り替えられる自信もなく、恋愛と子育てを両立させることの難しさを想像して躊躇ってしまいます。
子供を巻き込むことになるからこそ、シングルマザーの恋愛において、彼氏選びは重要です。最後に、シングルマザーの彼氏選びのポイントについてご紹介します。
1.シングルマザーであることを理解してくれるか
シングルマザーの恋愛において、まず何より重要なのが、シングルマザーであることを相手が理解してくれるかという点です。どんなに2人が両思いでも、どんなに相手を好きになっても、母親として子供を育てていくことは変わりません。好きな時にいつでも会えるわけではなく、時に子供が優先になることで、相手が放置されているように感じることもあるかもしれません。
仕事や家事や子育てで毎日忙しい日々を送っていること、母親にとって子供は自分のこと以上に大切な存在であることを理解し、そんな母親である自分をまるごと受け入れてくれる相手じゃなければ、恋愛を長続きさせることはできないでしょう。
2.子供の気持ちを汲んでくれるか
自分だけでなく、子供の気持ちを考えることも重要です。子供の存在は、シングルマザーにとって生活や気持ちの面でも基盤です。いくら恋愛が順調で結婚したいと思っても、子供の気持ちを軽く扱って身勝手に再婚することはできません。シングルマザーが自分の気持ちより子供の気持ちを優先させることは当然で、相手にも子供の存在を受け入れてもらい、気持ちを汲んでもらうことが必要になります。
一緒に子供のことを大切に思いやってくれる彼氏であれば、シングルマザーでも安心して付き合うことができるでしょう。
シングルマザーの恋愛についてご紹介しましたが、みなさんいかがでしたか?シングルマザーの恋愛は、恋愛によるウキウキや幸福感の一方で、何かと気を遣ったり、気遣ってもらう場面が増えます。時に、関係性がスムーズに進展せず、ヤキモキした思いを抱えることもあるかもしれません。しかし、そんな普通の状態ではないからこそ、それらの試練を共に乗り越えていく度に、パートナーとの絆や信頼関係は強固なものになっていきます。
子供の存在が、2人の恋愛をより豊かにする。これは、シングルマザーならではの恋愛の醍醐味と言っても過言ではありません。子供のことはもちろん、お互いの存在や境遇を受け入れ、思いやることができるその恋愛関係は、大人の心も、子供の心も豊かにしてくれることでしょう。