29歳のときに夫のDVが原因で離婚し、当時3歳だった子供と2人の生活がスタート。今は一般企業で事務の仕事をする傍ら、副業でライターの仕事もしています。
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私は現在32歳、6歳のかわいい~娘と2人で暮らすシングルマザー。ここでは、私がシングルマザーになるまでの経緯や実体験をみなさんにお伝えします。
まずは私や元夫のスペックをご紹介!
離婚したのは今から約3年前。当時、私は29歳、娘は3歳(保育園)でした。
仕事はメーカーの事務職をしていました。パート社員として10:00~16:00の勤務です。
ジャニーズをこよなく愛する隠れオタクです。笑
元夫は私より8つ上なので、離婚当時は37歳。同じ職場に務める上司です。
見た目はしょうゆ顔のいたってフツーの日本人。普段はノリが良く、職場の同僚や後輩からも慕われる人でした。
隠れオタクの私と、しょうゆ顔の元夫の出会いは職場でした。私が新卒で入社して1年が過ぎたころ、私のいる部署にマネージャー職として入ってきたのが元夫です。
「職場での出会い」なんて言うと、ちょっとドラマチックな出会いを想像しますよね。実際に、出会いから交際にいたるまでは恋愛ドラマでよく見るような感じだったんですよ。
毎日、遅くまで残業する私。それをサポートする上司(元夫)。いつしか仕事帰りに飲みに行くような関係になり、そこから自然と交際に発展・・・という具合です。あの頃のことを思い出すと今でもちょっとドキドキするくらい、「いい感じの2人」だったんですけどね・・・。
そんな私たちがなぜ離婚してしまったのか?DVはいつから始まったのか?次は離婚にいたるまでの経緯をお話しします。
離婚を決定づける事件があったのは、離婚する約1年前のことです。
元夫はお酒が大好きで、毎晩のように職場の同僚や友人と飲みに行っていました。飲みに行くこと自体は問題ないのですが、問題は元夫の酒癖の悪さ!元夫はお酒がすすむと態度が大きくなる人だったのです。
事件が起こったのは離婚する約1年前のこと。
いつものように飲み会で遅くなる夫の帰宅を待っていた私。時間は夜の11時頃だったと思います。
酔って帰ってきた夫は大きな音で家のドアを開け、いきなり鞄を床に叩きつけます。そして続けて、私にこう言います。
「お前はほんまにできない嫁やな!」
最初は何のことを言われているのか理解できなかった私ですが、夫が持っていた不満はこういうことでした。
・毎日つくるお弁当に冷凍食品が必ず1品入っていること
・毎日つくるお弁当に昨日の残りものが入っていること
その日の飲み会では、夫婦関係のことが話題になったようなのですが、夫の同僚が毎日、奥さんにつくってもらっているお弁当がスゴイということで持ちきりになったそうです。愛情たっぷりの手作り弁当の話題で盛り上がっている状況が夫はつまらなかったのでしょう。
でも私からすれば、「毎日お弁当つくってるだけいいでしょう!」って感じですよ。一切家事をしない夫に文句も言わず、自分の仕事の支度をしながら毎朝お弁当をつくっているんです。
今までは何も言い返さなかった私ですが、さすがに腹が立ち、酔っている夫に言い返しました。「毎日お弁当つくってもらってるだけ有り難いと思ってよ!」と。
しかし酒に酔って態度が大きくなっている夫が素直に引き下がるわけはありません。私に言い返されたことに更に腹を立てた夫は、ついに暴力をふるいます。ダイニングに置いてあったテーブルをひっくり返し、私の胸ぐらをつかみ、私の頬をビンタ。4~5回頬を叩かれました。
後にも先にも、元夫から身体的な暴力を受けたのは1回だけです。でも本当は気づいていたんです。元夫はDV体質であることに。
交際期間中から感じていた元夫の不可解な言動のうち、いくつかを紹介します。
・飲食店の店員さんに対して態度が大きい
・怒りの沸点が低い
・怒ったときはとにかく大きい声を出す
・自分に原因があっても絶対に謝らない
・すぐ物にあたる
上記の行動を取る人すべてがDVをするわけではありません。でも、こういう言動が見られる人は自分の怒りを上手くコントロールできない部分があるのだと思います。
元夫の場合は、交際しているときから言動の節々に兆候が見られていました。当時は「ちょっと子供っぽいのかな?」と思う程度でしたが、結婚しても、子供ができても、本質的なところが変わることはありませんでした。
DVというと身体的な暴力をイメージする方も多いでしょうが、実はDVにはいろんな種類があるのをご存知ですか?今まさに、旦那さんからの言動に苦しんでいる方たち。もしかしたらそれはDVかもしれませんよ?
身体的DVとは、殴る・蹴るなどの直接体に受ける暴力のことです。私が経験したのも身体的DVでした。体力的にも敵わない男性から受ける身体的DVはまさに恐怖。当時は元夫が夜帰ってくるのが怖くて仕方ありませんでした。
精神的DVとは、大声で怒鳴ったり、脅すなどの行為です。言葉による日常的DVを受け続けていると次第に感覚が麻痺していき、洗脳状態に陥るとも言われています。
性行為を強要したり、避妊に協力しないことです。実は私は元夫から性的DVも受けていました。「夫婦だから関係ない!」という理由は通りません。
生活費を渡さないなどの金銭的なDV。共働き世帯が増えているため、夫婦それぞれが生活費を出し合っている家庭も多いかと思います。ですが、なかには夫はギャンブルや趣味に好きなだけお金を使い、家にはほとんどお金を入れないという話もあります。これはれっきとした経済的DVです。
これはあまり聞いたことがない方も多いかもしれませんね。社会的DVとは、相手の行動を極端に制限することです。例えば、友人や家族に会わせなかったり。これも私が受けたDVのひとつです。
私の行動を全部把握しておきたかった元夫は、私が元夫以外の人間と接触するのを非常に嫌いました。自分の両親には月1回程度会いに行くのに、私が実家に帰ることは年に1回さえも許してくれませんでした。
DV男のタチが悪いところは、「普段はやさしい」ということ。お酒がさめて冷静になると、「さっきはごめん。愛してるからこそ強く言うんだよ。」と彼らは言います。
でも今だからこそハッキリ言えるのは、そんなの愛情じゃない!ということ。
愛していたら暴力をふるってもいいのか?愛していたら相手を傷つけてもいいのか?そんなはずはありませんよね。どんな理由があっても相手を身体的に、精神的に傷つけるべきではないのです。
もしこの記事の内容に思い当たる節があるのであれば、信頼できる人や専門家などの第三者に相談してみてください。安心・安全な場所で冷静になって話し合いをできる場が必要だからです。
家族のカタチ、幸せのカタチはひとつではありませんよ。
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