シングルマザー歴は5年。現在は実家暮らしですが、「ゆくゆくは娘たちと3人暮らしをしたい」と夢見るシングルマザー。ノー甘い物、ノーライフ!
小さい子供がいるとお迎えや家事などの生活スタイルがあり、シングルマザーは思うような仕事につくことが難しく、豊かな生活をしている人は少ないのではないでしょうか。シングルマザーの平均年収は200万円と言われていることからわかるように、子供を育てる世帯としては、とても苦しい現状です。
私もこれまでに、サイトや本でお金に関する情報をたくさん集めました。収入と生活費のバランスシミュレーションをおこなったり、シングルマザーだからこそ受けることができる制度などの情報を見て「こんな方法もあるんだ」「それなら我が家は少し節約出来ているほうなのかな?」というようにちょっぴり勇気が出たり、前を向く力をもらえた経験があります。今回は住居環境や職業形態などから私自身の収入、生活費の内訳、工夫点などを紹介します。
5年前にシングルマザーとなってから、実家で暮らしています。家族構成は父、母、私と9歳と8歳の小学生の子供が2人の5人家族で、私はアルバイトの掛け持ちをしています。週5日は小さなアクセサリー雑貨店、週2日は温泉施設のPOP作成や施設内ディスプレイのデザイナーをしています。私自身に障害があるため児童扶養手当は受給しておらず、障害基礎年金を受給しています。
そんな私の収入と支出は、ざっくりとですがこんな感じです。
【月の収入】
アルバイト代:10万円
養育費:2万円
障害基礎年金(子の加算):11万円
計:月23万円
【月の支出】
実家に入れるお金:5万円(食費/光熱費含む)
通信費:15,000円
ガソリン代:13,000円
奨学金:28,000円
小学校給食費:16,000円(8,000円×2人)
保険料:3万円
習い事:6,400円
貯金:5万円
その他雑費:2万円(学用品、高速道路代、食材など)
計:月22万8,400円
障害基礎年金を受けつつ、実家で暮らす私は、このような感じで生活しています。
障害基礎年金とは、国が定めた障害基準に該当する障害や病気のある人が申請すると、20歳という若いうちから貰える年金です。生まれつきの障害だけでなく、糖尿病・がん・うつ病などといった病気によって日常生活や仕事が困難となってしまった人にも支給されます。
また、障害基礎年金には「子の加算」があり、障害年金2級以上に認定されている受給者に18歳未満の子(もしくは障害のある20歳未満の子)がいる場合は通常の年金に加算されて支給されます。障害や子供の人数により金額は個々に違いはありますが、私は障害基礎年金2級に該当するため、2人の子供分の加算された額を2ヶ月に一度受給しています。
なお、障害基礎年金(子の加算)を受けている場合は児童扶養手当を受給することは出来ません。しかし、国が定めた障害等級に該当するシングルマザーあるいはシングルファザーは障害基礎年金(子の加算)と児童扶養手当のどちらを受給するのかという選択ができます。
では、児童扶養手当とは何かということについても触れていきますね。
児童扶養手当とは国がおこなっている制度で、18歳までの子供を育てているシングルマザー、あるいはシングルファザーの家庭が収入に応じて受給できるものです。扶養家族や収入によって金額が違ってくる、あるいは支給されないということもあるのですが、全額支給の場合は、子供1人月額4万2,910円(2人目の加算額は1万140円、3人目以降の加算額は6,080円)が4月、8月、12月の年3回に分けて支給されます。ぜひお住まいの自治体の窓口でお問い合わせ下さい。
ちなみに、似たような名前で児童手当がありますが、これは児童を育てている全ての家庭に支給されるもので児童扶養手当とはまた異なるので注意しましょう。
しかしながら障害基礎年金も私が20歳だった最初のころと比べると少しずつ減額されています。
「オトコと年金は当てにならないよ」と、社労士をしている友人が言っていました(笑)。そんなことを聞いてしまうと、やはり余裕のある暮らしとは言えないなあ、とつくづく思います。何かと心配なシングルマザー。人生はどこでどうなるかわかりません。「これなら安心」と思うところまで稼げるようにしたいですよね。
収入と支出のシミュレーションはできているはずなのに、なぜかお金が貯まらない(汗)。気付けば通帳はすっからかん!という状態に直面している私。冠婚葬祭や車の維持費を計算に入れていないので、予想外の出費が発生している可能性はありますが、それ以上に「無駄な出費がたくさんあるに違いない!」と意気込んで、節約中です。この方法はどんな状況の方にも有効なので、ぜひ実践してみてくださいね。
お給料が入ったら、口座引き落としの分を除いて下ろし、封筒に「食費」「日用品費」「交際費/レジャー費」「衣料品費」という風に、お金を分けて入れます。その封筒の中から使用目的ごとにお金を使っていき、封筒に入っている分以上は使わないように注意すると無駄遣いが無くなります。さらに、封筒の中に残ったお金は預金通帳の口座に入れてしまえば、少しずつでもコツコツ貯めることができます。
実践していて「これは!」と思った方法です。以前はコンビニをヘビロテしていたのですが、極力使わないようにと心掛けていたら思っていたより出費が抑えられました。私の場合はコンビニで買う物といえばジュースやお菓子くらいです。ジュース1本で考えると、スーパーなら80円なのがコンビニは150円もします。こんな小さな違いを意識するだけでも結果は変わりますよね。
シングルマザーでお金もないのにクレジットカードなんて…と思う方もいるかもしれませんが、これが活躍してくれています。
水道光熱費やスマホ代、ガソリン代など日常で使用する費用を現金ではなくクレジットカードでまとめて支払いをすると、ポイントがどんどん貯まってくれるのです。貯まったポイントで日用品を安く買えたり、普段手の出せないようなものを買ってみたり。私の場合、楽天カードを使っていますが、楽天カードは比較的審査も厳しくなくシングルマザーでも通りやすいんです。
貯金というのは意外と難しい物。ただなんとなーくお金を貯金口座に移していると、困った時にすぐ使ってしまうんです。ダイエットも「とりあえず、体重減らそうか~」では、やっぱり食べてしまい、簡単にリバウンドというのを経験したことがある人もいるかもしれません。貯金はそれと同じです。そこで、わたしは「子供の進学のために40万貯めよう!」といった目標を持って、貯金しています。いきなり「100万」「500万」と大きな目標を立てるのも良いですが、まずは達成しやすい目標を持つというのもポイントです。
シングルマザーの生活は、子供がどんどん成長したり、仕事が変わったりなどして常に変化していきます。子供が小さい時だったら大丈夫だった家計が、中学生・高校生になっても大丈夫…というわけではないですよね。
そんな時のために心掛けておきたいのは、常に収入・支出の変動を見て、支出を見直していくことです。家計簿も最近はスマホで簡単に記入出来たり、貯金額・収入額に応じて使える金額を教えてくれるなど、色々な家計簿アプリが出ています。
私も今現在試行錯誤中ではありますが、みなさんもご自分にあった節約方法や収入を得る方法を見付けていただけたら嬉しいです!