3年前にモラハラ男と調停を経てようやく離婚。
高校生と中学生の娘たちの母親&父親役。
副業をしながら月の収入30万を目指すために日々勉強中。
毎日楽しく笑顔で過ごすのがモットーです。
私はシングルマザーになって3年目です。子供たちと3人の生活もだいぶ慣れてきました。しかし、子供が大きくなるにつれ育児は楽になってきても収入面はどんどん厳しくなっていきます。子供は今高校1年生と中学3年生になり、自分たちのことは自分でできる歳になりました。しかし長女の受験が終わって安心したのもつかの間、あっという間に次女の受験目前です。新入学で大きなお金がどんどん出ていきます。大きなお金が出るたびに貯金を切り崩しながら生活しているため、大学受験に向けては不安だらけ。そこで、現在の仕事についてと、今後収入アップに向けて何をすれば良いか考えたことをご紹介します。
私はクリニックで臨床検査技師をしています。大学卒業後すぐに総合病院に勤務しましたが、結婚、出産に理解がない職場環境だったため、子供の急病などで休みを取るのはとてもストレスで、長女が4歳の時に今のクリニックに転職しました。離婚したのは長女が13歳の時ですが、転職はせずそのまま同じ職場に勤めています。正直言うと総合病院のほうが給料も良くボーナスなども安定していたので、総合病院に戻ることも考えました。しかし夜勤や当直などが入ってくるため、子供のことを考え現状のまま働くことに決めました。
現在の雇用形態は正社員で月給制です。勤続年数は13年です。医療職と聞くと夜勤や残業があるイメージかもしれませんが、クリニックは定時で帰宅でき有給も比較的取りやすくなっています。スタッフは6人と少人数ですが、全員子育て中や子育て経験者ばかりなので、休みに関してはお互い様ということで寛容です。
年収は額面380万円くらいです。毎月の給料が一定なので安定感はあります。これに児童手当が年12万円と、養育費が年48万円、副業分が加わり、手取り総額は年間350万円前後になっています。しかしクリニックは事業主が倒れてしまうとそのまま閉院・解雇ということも有り得るので、不安感は常にありますね。
離婚して2年目の頃、生活リズムも整ってきたので副業をすることにしました。現在WEBライター8ヶ月目です。離婚してすぐの頃は、仕事にも家事にも集中できませんでした。育児の悩みやシングルマザーであることの不安や後ろめたさなどで、自分に言い訳をしながらクヨクヨしていました。しかし、目に見えて減っていく貯金額を見て「これではだめだ」と一念発起しました。
WEBライターはパソコン1台もしくはスマホがあればできる仕事なので、子供が寝ている間や、仕事の休憩時間に作業することができ、私のライフスタイルに合っているなと感じます。子供の部活の大会や遠征で遠出した時は必ずパソコンを持参し、隙間時間を利用して車の中やカフェなどで作業をすることもあります。気分転換にもなって、逆に心に余裕が生まれたと感じます。子供が就職し育児が一段落したら、自分の好きな場所で好きな時間にライターの仕事をしたいという野望があります。それが私に合った私らしい働き方だと最近気が付いたのです。
昨年8月、いつものように児童扶養手当の現況届を提出してきました。ひとり親医療費助成制度も利用していましたし、娘がそのころ大怪我をして入院・手術をしたので、ひとり親助成があって助かったわ・・・なんて思っていたところ、11月に市役所から封筒が届きました。開封すると中には「児童扶養手当停止のお知らせ」と。いや、そんなわけはない、何かの間違いでしょ?と震える手で読み進めていくと、「1万数千円オーバーしているので停止とします」という内容でした。仕方ないとはいえ昨年と年収はほとんど変わらないのに年30万円→0円というのは正直つらいです。しかし、今までそういった助成制度に助けられていたのだなあと再認識できた事例でもありました。
手術代や入院費などは自治体の子供の医療制度(中学生・高校生医療助成制度)に変更できたので、高額出費にならずに済みました。しかし、私が住んでいる自治体は一度自己負担して、1ヵ月後の月末に戻ってくるという制度です。後から戻ってくるとは言え、入院費用の20万円自己負担はとても大きな出費でした。急な出費に備えた貯金は必要だと痛感しました。
実際どのような働き方をしているのか、とある1日のタイムスケジュールをご紹介します。
高校生の娘は電車通学で、朝は7時発の電車に乗るので、お弁当と朝食は6時半頃までに作ります。その後中学生の娘が準備を始め、登校します。私は朝食の準備が終わったら洗濯、掃除などをし、8時頃出勤します。通勤時間は5分くらいなので朝バタバタすることはあまりありません。勤務は8時半~17時までですが、昼休みが2時間あるのでこの2時間は有意義に過ごします。お弁当を食べ、眠い時は仮眠を取り、スマホでお弁当や夕飯のレシピをチェックしたり、ライターの仕事をしたりします。このお昼の2時間は、特に何をするというのは決めずに自由に過ごすようにしています。銀行や役所などに行く時はお昼時間に出ることもあります。
17時に終業するので、その後買い物をしたりジムに行ったりします。ジムは市の施設内にあり1時間100円で利用でき、週に2~3回行く事にしています。18時半には家に帰り、夕飯の支度をします。中学生の次女は帰宅時間が18時過ぎなので夕飯は次女と19時半頃とります。朝晩のご飯の時に学校の話などを聞かせてくれるので、私のほっとする時間です。片づけや入浴が終わる頃、21時頃に長女が帰宅。洗濯物は帰宅後すぐ出してもらい、洗濯をします。夕飯を温めなおし長女に出します。22時頃洗濯物を干し終わり、その後22時から24時までライターの仕事をすることが多いです。長女と次女は仲が良いので、そんな2人の会話にちゃちゃを入れつつライター仕事をするのが日課です。もちろん、休みたい時や疲れている時はのんびり過ごすようにしています。
子供が小さい時と比べると、今は自分の時間をわりと自由に使うことができるのでストレスがあまり溜まりません。今子供に手を焼いていて「なんで私ばっかりこんなに大変なの!自分の時間なんて全くない!」とつらい思いをしている方もいるかもしれませんね。しかし、あと数年経てば生活リズムは変わってきます。私も当時はとてもつらいなあ・・・と思っていましたし、今の生活など想像もつきませんでした。
私はクリニックでフルタイム勤務、隙間時間でライター仕事というダブルワークをしていることになります。在宅でできる仕事があるのは、メインの仕事にもしものことがあっても、完全に無職になるわけではないので安心感があります。収入アップはもちろんですが、もともと字を書いたり読んだりすることが好きで、新しい情報を知ることも好きな性格なので、WEBライターという仕事はとても自分に合っており楽しく活動することができています。以前働いていた病院ならば今より収入アップは見込めますが、夜勤や休日勤務をすれば子供との時間が取れなくなります。副業などもできませんし自由時間も減ります。それは子供のためにも自分のためにも嫌だったので、定時で帰ることができるクリニックを選択しました。
正社員で副業禁止の会社は多いと聞きますし思い切って転職をするのにも勇気がいりますよね。「平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告 」によると、シングルマザーの就業率は81.8%。そのうちアルバイト、パートなどの非正規雇用者は43.8%だそうです。シングルマザーの現状は平均年間就労収入200万円ほどです。子供を育てていくことに不安を感じているシングルマザーが多いことがわかります。
この先ダブルワークという働き方が選択肢に増えるのは、シングルマザーの希望になるのではないでしょうか。うまく隙間時間を使えば、月に数万円ほどの収入にはなります。大きな収入アップにはならなくても、この先の働き方や現状を打破するきっかけにはなるかもしれません。育児・仕事の両立は大変ですが、大変な中に楽しさを見つけ充実感を得ることで、モチベーションアップになると思います。もしシングルマザーで自身の働き方に悩んでいる人がいたら、ぜひ検討してみてくださいね。