23歳で結婚しその後長男を出産。長男が生後4か月の時に就職し、フルタイムで働きながらの子育てが始まります。結婚生活4年目で別居を決意しその後離婚。離婚から2年後、現在の夫と出会い再婚を決意します。その後、次男を出産し4人家族として生活を送っています。
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「もう失敗したくないから、二度目の結婚はいいかな」そう漏らすシングルマザーは多いでしょう。離婚を経験し、結婚の酸いも甘いも知ったシングルマザーにとって、再婚は一度目の結婚よりも遥かにハードルが高いことなのです。
実際に私も、子供のことを第一に考えると再婚は現実的ではないと感じる瞬間も多々ありました。しかしその反面、父親がいない子供の寂しさが垣間見えた時に、やはり父親が必要なのではと再婚を意識したことがあったのも事実です。そんな私が再婚を決意し二度目の結婚生活で感じたことは、シングルマザーだからこそ結婚生活に活かせる要素があるということです。一度結婚を経験したシングルマザーは、二度目の結婚で幸せを掴むチャンスが大きく広がるのではないでしょうか。
私が一度目の結婚でなぜ離婚したのか。そして、シングルマザーとして子供を育てていた私が現在の夫と出会い、なぜ再婚を決意したのか。経緯をご紹介します。
前夫は営業の仕事をしていました。仕事柄、就業中に比較的自由な時間があったようで、私に隠れてパチンコ店へ足繁く通っていました。私がそのことを知ったのは、前夫が通帳を隠していたのを発見したからです。前夫は仕事中にギャンブルを楽しんでは、一日に何度も出入金を繰り返していたのです。しかし、そのお金の出処がまさか借金だったとは知らず、通帳の件だけでは離婚を決意するまでには至りませんでした。
しかしその後、自宅に一通の郵便が届きました。その内容は、前夫の借金の返済予定表。借金額はおよそ300万円!その前後にもお金が足りないからと少しずつお小遣いを渡していた私は、さすがに堪忍袋の緒が切れ離婚準備をするべくすぐに別居を開始したのです。別居から1年後、ある程度の見通しがついたところで私は離婚を告げました。
前夫と離婚し1年が過ぎたころ、友人から婚活パーティーの誘いがありました。それまで私は婚活パーティーに参加したことはなく、興味本位で参加を決意。その頃の生活は、職場と自宅の往復と子供の送迎で慌ただしく過ぎていく毎日で、とても異性と出会いがある様な環境ではありませんでした。
実際に婚活パーティーへ参加してみると、シングルマザーであることに障害はほとんどなく、そこでお互いに好印象を持った現在の夫と出会いました。そのまま婚活パーティーで連絡先を交換し、日常的にやりとりを始めることに。次第に私は相手に対して好意を持ち始めましたが、そこで気になるのはやはり子供のことでした。シングルマザーにとって、子供は何よりも大切です。それを相手がどう受け止めているのか、そして子供にどの様な影響があるのかを確かめなければならないと私は考えました。
そこで、相手と子供を会わせることにしました。最初は子供のテンションが高く嬉しそうにしていたのが印象的で、その後も何度か3人で会う機会を設けることに。そして、相手と話し合い交際を開始。私と相手との関係も勿論大切ですが、最も意識していたのは子供の反応です。当時は子供の行動や相手に対しての反応を逐一気にかけていた様に思います。そんな中で子供と相手が楽しそうに遊んでいる姿を見ると、この人なら家族として共に歩んでいけるのではと思い始めたのです。その後、子供が小学校に入学するタイミングで相手と結婚の話になり、家族になることが決まりました。
再婚後、家族3人での生活がスタートしました。それまでシングルマザーとして日常を送っていた私にとって、二度目の結婚生活で得たことは非常に大きかった様に思います。実際に私が再婚後に感じた心の変化をご紹介します。
離婚した多くのシングルマザーが、金銭的な問題や子供との生活など様々なことに不安を抱えることになります。実際に私も、子供と2人の生活は楽しさもありましたが未来への不安も大きくありました。
しかし再婚後はその不安が一変し、子供の将来や家計の不安を夫婦で解決出来るという「心強さ」が生まれたのです。そしてそれは同時に、何事も1人で抱え込まなくても良いという「安心感」を得ることにもなりました。その変化は私にとって大きく、全てを支えなければならないというシングルマザーのプレッシャーやストレスが軽減され、心の余裕が生まれたのです。心の余裕は自分の精神的な安堵感にも繋がりますが、何より子供への対応が以前よりもゆとりを感じられるものに変化しました。
しかしそれは、シングルマザーとしての生活があってこそ感じられたことだと考えています。シングルマザーが再婚で得るものは、一度目の結婚よりも一回り大きいものになるのではないでしょうか。
たとえ再婚したとしても変わらないのは、子供が最も大切ということです。私が再婚を決意したきっかけもやはり、子供の笑顔が増えたことでした。シングルマザーとして出来る限りのことはしてきたつもりでしたが、母親役と父親役を1人でこなすには限界があったのではないかと感じています。
再婚後の子供は、私よりも父親との遊びが何より楽しい様子で、仕事から帰ってきた父親と嬉しそうに遊んでいる姿を見ることは私の至福のひと時です。そして私が家にいることで家族の時間も増え、再婚して良かったと心から思えます。
結婚と離婚を経験したシングルマザーだからこそ、二度目の結婚生活では気を付けようと思うことが多々あります。私が二度目の結婚生活で実際に意識していたことをご紹介します。
私が結婚生活において最も大切だと考えるのが、相手を思いやる気持ちです。それは、一度目の結婚生活を経たからこそ学んだことでもあります。「自分も働いているんだから、あなたもそのくらいやってよ」「あなたばかりずるい」など、一度目の結婚生活では相手へ求めることばかりでした。その気持ちは態度にも表れ、不穏な空気を生み出していたでしょう。
そんな私が二度目の結婚生活で実践したのは、相手へ不満が募った際は一呼吸おくということです。家族となって生活を共にしていると、不満のひとつやふたつは必ずでてきます。しかし「相手も同じ様に自分への不満を抱えているかもしれない」「相手は疲れている状況かもしれない」など、自分の感情だけではなく相手の気持ちを察する時間をその一呼吸の間に持つ様にしたのです。そうすることで自分の気持ちを冷静に整理し、感情的な物言いや一方的な発言が少なくなりました。そしてその思いは相手へも伝染し、お互いに思いやれる関係を築くことが出来るのです。思いやりを忘れないでいることは、結婚生活が続く限り大切な心掛けだと考えています。
家族みんなで過ごす時間はこの上ない喜びですが、それと同様に夫婦の時間も重要です。家族の絆は、夫婦の絆の深さと比例するからです。特にシングルマザーの再婚は、子供と父親が良好な関係でいることが大切。その為には、夫婦で子供に対しての教育や接し方などを擦り合わせる必要があり、夫婦2人の時間を確保しないといけません。そして夫婦で協力しあう姿は、子供にとっても家族の温かみを感じられる瞬間でしょう。夫婦の時間を大切にすることで、結婚生活を円満に続けていくことができるのです。
一度目の結婚で得た学びを活かすことで、シングルマザーは幸せになれます。離婚を経験しているシングルマザーだからこそ、結婚に対する心得や要点を押さえることが出来るから。シングルマザーにとって再婚は、子供と自分が幸せになる為のステップのひとつなのです。
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