シングルマザー歴4年です。シングルマザーになりたての頃は会話らしい会話ができなかった子供達も今は大きくなり色んな話ができるようになりました。ですが最近は、反抗期かな?と思うこともちらほら。楽しいですが悩みもつきない毎日です。
私が離婚をした時、2人の子供たちは保育園に通っていた年齢でした。これから始まる母子3人の生活を見据え、「生活費はどうしよう?」「仕事は?」「住まいは?」「子供たちの保育園は?」と考えることは山積み。
今回はそんな私の経験をもとに、離婚により変わったことをお伝えします。また、当時の子供たちの環境変化として、保育園での生活もあわせてご紹介します。
離婚の話が出た時、私は扶養内のパート勤務で月9万円の収入がありました。しかし離婚後の生活のことを考えると金銭的な不安があったため、フルタイム勤務の仕事を探すことにしました。当時勤めていた職場からは「時間を延長するから」とかなり引き留められましたが、時給が低かったのと祝日は勤務、予定外の残業が多いなどの理由で思いきって転職することに。新しい仕事は割とスムーズに決まり派遣社員として働くことになりました。有り難いことに転職先は時給がよく前職より2倍の収入になりました。
離婚時に住んでいた家は賃貸物件だったのですが、私が独身時代から借りている物件で名義も私名義になっていました。そのままそこに住んでも問題なかったのですが、実家の近くの方が何かと便利だと考え引っ越しました。実はその頃、「離婚するなら実家に戻らないの?」と何人かに言われていました。ただ実家のほうは同年代の子供がとても少ない地域で、公園なども近くにありません。そして私と私の両親は子供に対する教育方針に少し違いがありました。私は子供にはのびのび過ごしてほしいタイプで、母は教育熱心で早いうちから習い事をさせなければというタイプ。なので私自身には実家に戻るという選択はありませんでした。現在は車ですぐ行ける距離に住み、お互い程よい距離感を保ち、いい関係を築けていると思います。
新居に引っ越しはしたものの以前住んでいた所から車で15分くらいしか離れていない場所だったので、保育園は転園せずそのまま通いました。保育園の先生には離婚したことを報告し、子供たちに精神的な変化がないかなど気にかけてもらうようお願いしました。ですが離婚後も苗字の変更をしなかったこともあり、わざわざ報告する程でもないかなと思い、他の保護者の方には離婚したことは伝えていませんでした。ただ園以外のお友達には報告し、たまに子供のお友達などが泊りに来てくれるようになり子供たちも喜んでいました。
次に保育園生活において変わったことをまとめてみました。
保育料は離婚前は子供2人で月4万円払っていましたが、母子家庭になるから安くなる!と思っていました。確かに離婚後すぐに保育料は無料になり、支払いは雑費のみの2人合わせて月5千円程でした。ですが、しばらくしてから月2万円の請求がきました。それは転職によって私の収入自体が増えたからです。当然のこととはいえ、その時期の支払いはとても辛かったです。
離婚の話が出るまでは私は短時間のパート社員でした。どんなに残業しても16時には終われるので夕方にはお迎えに行くことができました。
ですがフルタイム勤務になるとそうはいきません。私の場合、どんなに急いで向かっても17時半は過ぎてしまいます。子供たちが通っていた保育園は7時から19時まで開いているのですが、8時半から17時が普通保育時間で、それ以外は延長保育(本来行う施設の定時預かり時間(開始または終了)を越えて時間を延長して行う保育のこと)となってしまいます。我が家は朝も夜も延長保育になってしまい、子供たちには寂しい思いをさせているのでは?という気持ちがありました。ただ延長保育の費用はかからなかったので助かりました。
子供が小さい時は行事がたくさんあります。運動会や発表会、遠足やお餅つきなどなど。我が家は正直な話、離婚する前もほぼ私が一人で参加していました。ただ運動会だけは夫婦で参加していたのですが、それが離婚後は難しくなってしまったため、保護者参加の競技は全て私が参加することになりました。競技への参加自体は嫌ではなかったものの、子供の頑張っている姿を写真におさめることが難しくなってしまったことには落ち込みました。
今後、2019年10月から幼児教育の無償化が始まります。認可保育園などの保育料だけでなく、ベビーシッターや病児保育、ファミリーサポート事業などの利用も月額3万7千円まで無償化の対象となっています。シングルマザーにとって保育料の無償化はもちろんのこと、病気時にお金がかかるために利用するのを躊躇っていた病児保育やファミリーサポートが、利用しやすくなるのは大変うれしいことです。浮いた利用料は積み立てていくとまとまった金額になりますので、将来の安心した生活のための蓄えになると良いですね。
★幼児教育の無償化に係る参考資料(内閣府)
https://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/outline/pdf/free_ed/child_sanko.pdf
私は離婚をしてから3年程保育園にお世話になりました。離婚当時は、住む環境や保育時間延長など子供たちにとっては環境が変わり大変だったと思います。ですが子供たちは大人が思うより順応性があり、この保育園生活でかなりしっかりしたような気がします。延長保育はいろんな年齢の子たちを1つの教室でみるため、他のクラスの子との交流も増えました。お迎えに行くと「もう迎えにきたの?」と言われたこともあります。
離婚による子供の環境の変化は親としては心配な部分ですが、そこで得られるものはマイナスのことばかりではありません。「この経験があったから、今の自分たちがいるんだろうな」とプラスに捉えられるようになると良いですね。