子供が2歳の時に里帰りをし地元沖縄で母と暮らしていましたが、母の再婚により子供と2人暮らしになる。それから10年後の現在は、母と離婚した父と私と子供の3人で暮らしています。
「他のシングルマザーたちはどんな生活をしているんだろう?」気にはなっていても、なかなか聞けないのが収入と生活費などのお金の話。仲の良い友人であってもお金の話は気が引けてしまいますよね。
シングルマザーと一括りにいってもその環境はさまざま。パート社員として働く人、フルタイム正社員で働く人、病気などの理由から働くことができない人、状況が違えば収入も違うのは当然のことです。今回は、シングルマザーである私の現在のお金事情についてお伝えしていきます。
我が家のお金事情を話すには、まず子供のことを話す必要があります。
私の子供は一年半ほど前から小学校に行かなくなりました。いわゆる不登校です。それまでにも学校に行くのを嫌がっていたため、子供の不登校を機に私は、しばらくは外で働くことをやめようと決心しました。子供のふさぎ込む様子を見て、「今は子供の側にいて向き合っていかなれば」そう感じたからです。
当時私は、役所で紹介された短期の仕事をしていました。そこで蓄えた貯金がある程度あったこと、また以前からおこなっていた副業や趣味のネット販売の収入があったことなども仕事をやめる決心に繋がりました。
我が家の月の収入は以下のような状況です。
・月収:3万円
・児童手当:1万円
・児童扶養手当:4万2500円
月収合計:8万2500円
ネット販売などで得た月収は平均して3万円程度ですが、1万円の月もあれば4万円になる月もあります。在宅でできる仕事は、仕事の単価や働き方次第で増減の幅が大きいです。そういった不安定さはありますが、私には家にいてもお金がもらえるということが安心感に繋がっています。
また、養育費がもらえればもう少し収入も安定したのかもしれませんが、元旦那は働いていないため、養育費はありません。一見、少なく感じる収入ですが、実家暮らしで出費が少ない私たちには十分な額なのです。
次に月の生活費内訳を見ていきます。主な支出は以下の通りです。
・食費:3万円
・通信費:1万3000円
・子供費:5000円
・自治会費・募金:3500円
・学費:2000円
・日用品費:1000円
・交通費:1000円
・交際費:1000円
・予備費:3000円
生活費合計:5万9500円(光熱費除く)
外に働きに出ていた時は交通費などが発生していたため、毎月の支出は10万円程度でしたが、現在は6万円程度に抑えられています。在宅の仕事に切り替えたことで、出費が大きく減りました。
現在はこの金額で生活ができていても、子供の成長にあわせて支出が増える可能性があります。今は不登校の子供も、周りのサポートのおかげで、だいぶ元気になり、「これから中学校に行く」と言っています。これまでのように子供をサポートしながら、2人だけでも暮らせるように経済的に自立するため、もっと頑張って働かなければいけないと思っています。
少ない我が家の月収を見て、「なぜ生活保護を受けなかったのか?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
私の場合は、本当にお金に困っていた時、自分が生活保護を受けられるとは知らなかったのです。また、生活保護を受けられると知ってからも、「周りから批判されるのではないか?」という心のゆとりの無さから申請することはありませんでした。
でも現在の生活を通して、心の傷や体の疲れを癒やすために休むことは決して悪いことではないと感じています。その充電期間が後の生きる力になるからです。だから、心の病気や障害などにより働くことができない人が、生きるために生活保護を受給するという選択肢もあって良いと思います。
支出が少ない生活を送っていたとしても、やはりできるだけ手当や制度を利用し、安心した生活を送りたいもの。そこで、シングルマザーが受けられる手当や支援についてまとめた記事があるので、こちらも参考にしてみてください。
シングルマザーになってからは常にお金の心配をしているため、お金ノイローゼのようになったこともありました。あまり細かく管理しすぎるのも大変ですが、私は特に以下のような点を日常生活で気をつけています。
・お肉は1kg単位で買い、小分けに冷凍
・まとめ買いで、スーパーに行く回数を減らす
・保存ができない食材は食べられる分だけ買う
・消耗品もスーパーに行ったタイミングで買う
・代用できるものが家にないか考える
・新商品には飛びつかず、長年愛用しているものを使う
シングルマザーになる前は、新商品が好きで、いろいろ試していたほうですが、そういうものって体に合わなかったりで結局使わずに残っていることが多いんですよね。日頃の自分の行動で無駄なところがないか見直してみると、節約できる部分は意外と多いかもしれません。
これまではいかに支出を抑えるか考えていた生活ですが、今後は収入を増やすことに専念していきたいと思っています。なぜなら、子供の側で子供のことを見守ってきたおかげで、子供の適性や夢に気づくことができたからです。
子供は美術系の専門学校か大学に行きたいそうです。最初は学費を心配していた子供ですが、「これから働いて、貯金する」と伝えたところ、安心していました。目標は少なくても200万円。今はその目標に向かって、少しずつ計画を立てています。
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